因果応報はやはりあるのだろうか。そう思わせる投稿が寄せられた。投稿者は60代女性(主婦)で、今から30年ほど前、夫の不倫にたびたび悩まされていた。最初の相手は女性の親友だった。夫のポケットから出てきたホテルの領収書を見つけ、知ったという。
女性は離婚を決意し、2人の子どもたちを連れて家を出たが、夫は土下座して平謝りし、「離婚はしない」と言い張った。また海外赴任も決まっていたこともあり、女性は「二度と会わない、連絡も取らない」という念書を書かせた上で、表面上は許すことにした。
だが、3年にわたる海外赴任から帰国したら、夫の不倫は復活した。ある日の朝、「ゴルフに行ってくる」と言って家を出た夫を怪しんだ女性は、不倫相手のマンションに行ってみることに……
「マンションの下に購入したばかりの我が家の車が止まっていたので、部屋に突入しました。(中略)クローゼットの中でパンツ一枚で靴を持って隠れていた夫を見つけ2人を問いただしましたが、悪びれた風もなかった」
これ以前にも夫は出張と言いながら2人で旅行していたことも判明し、怒った女性は子ども達を車に乗せて実家へ向かった。「私の中では既に終わっていました」と再び離婚を決意した女性だったが、当時小学生だった子どもたちから「別れないで」と泣かれ、離婚を思い止まったところまでは【前編】で伝えた通りだ。しかし二度あることは三度あるもの。女性はまたしても夫に裏切られてしまう。(文:天音琴葉)
単身赴任中に不倫…「私が知る限りでは5人はいました」
その後、夫は単身赴任が多くなった。すると、
「赴任先で次々と浮気を繰り返すようになりました。(中略)何人かの女から嫌がらせの電話や来訪を受けました。私が知る限りでは5人はいました」
と女性は呆れたように明かした。夫と顔を合わせることも減り、「夫に対して期待も何も思わなくなった」と、すっかり冷め切っていたようだ。
ついに義理の両親も息子の愚行を知った。ところが義母から女性は、「辛抱してたら戻って来るから」と言われ続けたという。義父の浮気に耐えてきた経験から出た言葉だったようだ。
その後、義父が亡くなった。すると夫はようやく反省したのか、「やり直そう」と言い出し、女性も「気持ち的にやっていけるかも」と思っていた。ところがその矢先に……
「夫の郷里で同窓会があるから行ってきてもいいか?と聞かれたので気持ち良く出してあげました。これが悪かった」
夫を送り出したことを後悔する展開になってしまったのだ。次のように続けた。
「夫のことを中学生の頃からずっと好きだった女が手ぐすねを引いていて、まんまと引っかかってしまい、また浮気が再燃。相手の女も結婚していて息子が4人いたのでW不倫……」
懲りない夫は再び不倫した上に、今回は相手が悪かったようだ。
不倫相手の夫が怪しんで興信所に調査を依頼。その後、紆余曲折を経て女性にも不倫の事実が知られることになった。やがて裁判になり「5年にも及ぶ泥試合」の末に女性は勝訴した。だが、女性は慰謝料などを1円ももらえなかったようだ。なぜなら夫と浮気相手は、衝撃の結末を迎えたのだった……
※キャリコネニュースでは「不倫された人、した人」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/XG3Y7TPZ
※「不倫一歩手前までいった人」はこちら https://questant.jp/q/KXDCAJTD