俳優の柳楽優弥、坂東龍汰、齋藤飛鳥、佐藤大空が5日、都内で開催された11日スタートのドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系/毎週金曜22時)舞台あいさつに出席。主演の柳楽は「しっかり信頼して作品に向き合えています」と手ごたえを感じさせ、坂東ときょうだい役を務めることには「幸せです」と白い歯を見せた。
【写真】ドラマ『ライオンの隠れ家』舞台あいさつに出席した柳楽優弥、坂東龍汰、齋藤飛鳥ら
本作は、自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東)と2人暮らしをしている兄・洸人(柳楽)が、突如現れた「ライオン」と名乗る小さな男の子(佐藤)と一緒に暮らすことになり、やがて平穏な日々から嵐のような渦にのまれていく姿を描く。この日は柿澤勇人、桜井ユキも出席していた。
柳楽は平凡で真面目な洸人を演じることについて「個性的な役柄とかを演じるのとは、違うやりがいというか。より自分を表すっていうことを躊躇せずに。本当に感じたことみたいなものを、うまくドラマの中でキャラクターとして表現できたらいいなっていうことを意識して」とコメント。「この作品の持つ力っていうものを、しっかり維持してくれようとする心強い方が多いので。しっかり信頼して作品に向き合えています。それがしっかり映像になるように心がけています」とも語った。
自閉症を扱っている映画や、自閉症の人々が通う学校での授業などを参考に役作りをしたという坂東は、柳楽とのきょうだい役について「幸せです。すごく」とにっこり。これに柳楽も「僕も幸せです」と返し、互いに撮影を楽しんでいる様子だった。また坂東は「柳楽さんの目を見ると、なんか泣きそうになっちゃうんですよね」「不思議なパワーをたくさんもらっています」と柳楽の魅力を語り、これを聞いた柳楽は「泣きそうになる?」と照れ笑いを見せていた。
一方、洸人と同じ市役所で働いている後輩の牧村美央を演じる齋藤は、岡崎体育が現場を盛り上げているとしたうえで「意外だったのは、けっこう柳楽さんも乗っかるんだなって」「意外なつっこみをしたり、お茶目なボケをしたりするのがすごく面白くて。いつも笑わせていただいています(笑)」と柳楽の人柄を明かした。また美央については「優しすぎるので、何も裏がないわけないだろうなと思いながら、私も脚本を読んでいたんです」とも話していた。
金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』は、TBS系にて10月11日より毎週金曜22時放送。