10月5日は世界教師デー。これは1966年のこの日に国際連合教育科学文化機関と国際労働機関によって「教員の地位に関する勧告」を記念し、1994年に制定された。この「教員の地位関する勧告」は教員の権利と責任に関する指標などが定められている。今回は教員免許を持っている芸能人を紹介したい。
【写真】この人がもしも担任だったら、、? 実は教員免許を持っている芸能人
■大泉洋
北海道のローカルタレントから全国に羽ばたき、俳優や『紅白歌合戦』など、マルチに活動している大泉洋。彼は北海学園大学時代から『水曜どうでしょう』(HTB)に出演しタレント活動をスタートさせていたが、同時並行で教員免許を取得した。
2021年に出演したバラエティ番組『林先生の初耳学!』(TBS系)では、教員になるため集団面接を受けていたことを告白。母校の札幌藻岩高校で教育実習も行っており、その生徒に元衆議院議員で現在タレントとして活動している杉村太蔵がいたという。
■叶美香
叶姉妹の“妹”で、第20回1988年ミス日本グランプリを獲得している叶美香。彼女は保育士資格と幼稚園、小学校教諭免許を持っている。
これは2004年7月20日に放送されたバラエティ番組『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で本人が明かしたもので、意外な資格の保有に出演者を驚かせた。番組司会者の明石家さんまは「怒られるのが楽しみになる」とつぶやいていた。
■壇蜜
グラビアアイドルとしてデビューし、タレントや女優として活動する壇蜜。彼女は大学時代に英語教師の免許を取得している。資格を取ったものの、教員は目指すことはなく、和菓子屋の開店を目指して調理学校に通い調理師免許を取得。ところが人の死に興味を持ち、葬儀社に就職した。
その後彼女はスカウトをきっかけに芸能界入り。グラビアやタレント、ラジオパーソナリティーとして活動。2023年夏には体調不良を理由に一時休業したものの、同年12月に復帰した。
日本を代表するロックスターが“教師にならなかった理由”とは?
■稲葉浩志
音楽グループ、B’zの稲葉浩志。松本孝弘とのコンビで「ultra soul」「LOVE PHANTOM」などヒット曲を連発し、日本を代表する音楽アーティストの1人となった。
そんな稲葉も教員免許を持つ有名人の1人。横浜国立大学教育学部中学校教員養成課程で数学の免許を取得。教師にならなかった理由を2016年に出演した『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で告白。当時稲葉は髪を伸ばしていたそうで、教育実習先の校長に「その長髪なんとかなりませんか」と言われ、その言い方が気に入らず、「なりません」と返したためなのだという。
■かまいたち・山内健司
お笑いコンビ「かまいたち」の山内健司。第42回NHK上方漫才コンテスト優勝、『キングオブコント2017』(TBS系)優勝、『M‐1グランプリ2018』(ABCテレビ)準優勝と高い笑いの実力を持ち、現在は数多くのバラエティ番組に出演している。
島根県生まれの山内は父親が教員であることから、同じ道を目指して奈良教育大学に進学。勉強を重ね、教員免許を取得し、教育実習も受けている。実習で生徒にまったく人気が出ず、「向いてない」「割に合わない」と感じたことで、教員の道を断念。大学卒業後に吉本興業のお笑い養成所NSCに入学し、本格的にお笑いの道に進むことになった。
■あばれる君
福島県出身のお笑いタレント、あばれる君。漫談を得意とし、2015年の『R‐1ぐらんぷり』(フジテレビ系・現在は『R‐1グランプリ』)で決勝に進出している。
あばれる君は父親が福島県内の中学校で校長を務めていたことから、大学時代に中学の社会と高校の公民の免許を取得。教育実習も受けている。
教員にならなかった理由は、教育実習を通して仕事の大変さを目の当たりにしたことで「この先、仕事としてやっていけるのか」と不安を感じたからだそう。結局教員の道には進まず、ワタナベプロダクションの養成所「ワタナベコメディスクール」に入所し、お笑いタレントとしての歩みをスタートさせた。