2023年公開された山崎貴監督の映画『ゴジラ‐1.0』が、『金曜ロードショー』(日本テレビ系/毎週金曜21時)にて11月1日に本編ノーカットで地上波初放送されることが決定。併せて、出演する神木隆之介と浜辺美波、そして山崎監督からコメントが到着した。
【写真】浜辺美波の見つめる先にはゴジラが――映画『ゴジラ‐1.0』迫力の場面写真
ゴジラ70周年を記念し製作された本作は、第二次世界大戦の敗戦ですべてを失った日本に突如として現れたゴジラにほんろうされながらも、必死に立ち向かう“人間たちのドラマ”が詰まった作品。日本では興行収入76億円を超える大ヒット。さらに世界中で大ヒットを記録し、第96回アカデミー賞では、邦画・アジア映画史上初の視覚効果賞を受賞した。
第二次世界大戦末期、敷島浩一少尉(神木隆之介)は特攻に出撃するものの、大戸島に不時着する。その夜、島民に呉爾羅と呼ばれる全高15mの恐竜のような謎の巨大生物が基地を襲撃。敷島を残し、隊は壊滅してしまう。
戦争によって何もかも失い、焼け野原となった東京。空襲で両親を失ったことを知った敷島は、独りさまよっていたところ、赤ん坊を抱えた女性、大石典子(浜辺美波)と出会う。なんとか仕事を探し出し、3人で共同生活をしていく中で、敷島は毎晩悪夢にうなされ、生き残ったことに苦しみを感じていた。
戦争を生き延びた人々が日本復興を目指す中、追い打ちをかけるかのように、巨大生物ゴジラが出現、東京に上陸する。自前の軍隊を持たない日本は、武器も弾薬もない、民間人だけでゴジラに立ち向かうしかなかった。誰かが貧乏くじを引かなくてはいけない…。戦争を生き抜いた人々はゴジラと戦うことを決意する。
地上波初放送に向け、敷島浩一を演じた神木隆之介は「海軍航空隊で実戦も行わないまま特攻隊に入れられ、機体の故障を偽り戻ってきた男・敷島浩一を演じました。不器用で無骨、しかしその中に人を見捨てられないという優しさを持った人間です。典子という人と出会いモノクロだった彼の人生がじんわり彩りを取り戻していきますが、ゴジラが出現し人生は絶望へと向かっていきます。彼が背負った、背負わざるを得なかった想いを自分なりに噛み砕き、戦争とゴジラへの絶望と典子への希望を表現できるように頑張って演じたつもりです。山崎貴監督率いる白組の皆様が作り出すゴジラ、VFXが大きな見どころだと思います。ゴジラが現実世界に居るんだと信じさせてくれるVFXです。特に海でのシーンは、水の表現が圧巻で唯一無二なシーンになっていますので、ぜひ金曜ロードショーでご覧ください!」とコメント。
大石典子を演じた浜辺美波は「この度『ゴジラ‐1.0』が金曜ロードショーにて放送していただけること、とても感謝しています。また、たくさんの方に観ていただける日を迎えるのが今から楽しみです。私が演じた大石典子という女性は、戦争で全てが焼けてしまった東京で、唯一の守るべきものを抱きしめて、強く必死に生きている女性です。抗って生き抜けば、その先がきっとある、そう心に願っています。戦後の日本が更なる絶望に襲われ、どう立ち向かっていくのか、テレビの前で見届けていただけると嬉しいです。『ゴジラ‐1.0』で描かれるゴジラの衝撃をおうちでも是非楽しんでくださいね」とコメント。
山崎貴監督は「遂に『ゴジラ‐1.0』が地上波で観てもらえるという事に喜んでいます。それも今までの僕の様々な作品を放送してくださった金曜ロードショーである事も感慨深い物があります。怪獣映画だからって食わず嫌いしていた人達にも、是非観てほしいですし、地上波での放送は気軽に観てもらえる絶好の機会ですので、このチャンスに沢山の怪獣映画ファン(特にお子さん)が新たに生まれてくれるといいなと思っています。僕も最初の怪獣映画との出会いはテレビでの放映でした。あのときの光景に似たシーンが日本中のご家庭で繰り広げられると思うと楽しみでなりません」としている。
番組では、映画『ゴジラ‐1.0』製作中の裏話や、監督がこだわったシーンなど、山崎監督に聞いてみたい質問を募集している。
映画『ゴジラ‐1.0』は、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて11月1日21時放送。