長い付き合いがあっても、あまりにも非常識な行動をとる友人とは、距離をとりたくなるものだろう。
「昔からそうなのかは知りませんがとにかく何でも持って帰る手癖があったのです」
こう語るのは、青森県の60代前半の男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収350万円)だ。その友人は「小学、中学が一緒のいわゆる幼なじみ」だった。
違う高校に進学したため一時は疎遠になっていたが、社会人になり、再び友達付き合いが始まったという。しかし、ある行動が目に付くようになる。(文:長田コウ)
「何度注意して咎めてもまたやるのです」
男性の目の前で、友人は隙あらば何でも持って帰った。
「喫茶店に入れば店の砂糖や塩の備品、トイレットペーパー、何でも手当たり次第」
「共通の友人の結婚式ではワイングラス、シャンパングラス」
喫茶店の砂糖は量にもよるがよくあるケチな人エピソードとも受け取れる。しかしトイレットペーパーやワイングラスをくすねるなど、ここまでくると窃盗の罪を問われかねない。痺れを切らした男性は、ある決断をした。
「何度注意して咎めてもまたやるのです。彼はもう病気だと思い、そして私も仲間だと彼が捕まった時に巻き込まれたくないので縁を切りました」
今となっては、「35年も昔の事」だというが、絶縁したことに後悔はないようだ。
「あれ以来全く連絡も取ってないので彼が窃盗で刑に服しているのか亡くなっているのかは知りません。いずれにせよあの時絶縁して良かったと思ってます」
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