2024年10月03日 18:01 ITmedia NEWS
マイナビは10月3日、退職代行サービスを利用した人に、理由や職種など聞いた調査レポートを公開した。
理由の最多は「引き留められた(引き留められそうだ)から」。次に「自分から言い出せる環境でないから」「退職を伝えた後トラブルになりそうだから」が続いた。
調査は2024年7月4日~18日にかけネットで実施。正社員として働いている20代~50代の男女のうち、直近1年間(2023年6月以降)に転職した800人が回答した。
退職代行サービスの利用経験を聞くと、16.6%(133人)が「利用した」と回答。年代が低いほど割合が高く、20代が18.6%で最多だった。
転職活動時の職種は「営業」が25.9%で最も高く、「クリエイター・エンジニア」が18.8%、「企画・経営・管理・事務」が17.0%と続いた。
退職代行サービスを利用した理由は、「退職を引き留められた(引き留められそうだ)から」が40.7%、「自分から退職を言い出せる環境でないから」が32.4%、「退職を伝えた後トラブルになりそうだから」が23.7%。
今後、退職代行を利用したい人は全体の20.1%。直近1年間で退職代行を利用した人に限ると、74.2%が「今後も利用したい」と回答した。
企業の人事担当者1600人にも、同じ時期にネットでアンケートを行った。
2024年1月~6月に退職代行サービスを使って退職した人がいた企業は23.2%だった。過去についても聞くと、2021年は16.3%、2022年は19.5%、2023年は19.9%と、利用者が増加傾向にあることがわかった。
業種別では[金融・保険・コンサルティングが31.4%で最多、IT・通信・インターネットが29.8%、メーカーが25.4%と続いた。