子宮頸がんで闘病中の俳優・古村比呂(58)が3日、都内で開かれたエムスリー総研主催の「子宮頸がんワクチンに関するメディアセミナー」に登場した。イベント後、囲み取材に応じて、現在の体調について語った。
【全身ショット】ふわふわワンピで登場した古村比呂 古村は、2012年1月の健康診断で「子宮頸部(けいぶ)上皮内がん」が判明し、同年3月に手術を受け子宮を全摘出。その後、子宮頸がんの再発、再々発と繰り返し、23年1月には腹部傍大動脈リンパ節にがんが見つかったことを公表。現在、抗がん剤治療に取り組んでいる。
現在は6週間に1度、抗がん剤治療を行っているという古村は「PET検査ではガンが見つかってないので、良い状態。自分はそう思ってます」と笑顔を見せた。「過去の抗がん剤治療の中でも、今の薬は自分に合っているようで、体調崩すこともなく、仕事もできる状態」と明かした。とはいえ、「多くの人が関わるので感染症の問題もある」として、まだ俳優としての仕事は難しいようだが、”いずれは俳優復帰も?”と尋ねられると「もちろんです」と力強く肯定した。
また、「他の病気でも公表されていると、一人じゃないと思える。交流会も個人的にやっていて、新たな出会いに救われている」と話していた。
古村と医師でみんパピ!副代表の木下喬弘氏によるトークセッションのほか、エムスリー総研所長の外海実氏による子宮頸がんワクチン接種の現状、木下氏によるワクチンの安全性についての説明が行われた。