2024年10月03日 14:01 ITmedia NEWS
MSX40周年イベント実行委員会は10月3日、小田原市内(神奈川県)で10月13日、14日に開く予定だった記念イベントを延期すると発表した。会場の建物に不具合が見つかり、「安全確保の観点から」延期することにしたという。
来春をめどに、施設の改修・修繕と安全確保を確認して開催する予定。場所や形を変えての開催も模索する。
MSXは、1983年6月に提唱された、パーソナルホームコンピューターの世界統一規格。2023年に40周年を迎えた。
「MSX40周年記念イベント」は、MSXアソシエーションを中心としたボランティアスタッフによる実行委員会が主催。10月12、13日に、旧関東学院大学湘南・小田原キャンパス内で開く予定で、さまざまな企画を用意していた。
同キャンパス内には「日本パーソナルコンピューター博物館」を設置する計画も進んでおり、イベントの日にプレお披露目する予定だった。
だが最近になって、メイン会場となる大ホールのある7号館、博物館のある2号館(旧図書館)の建物に、地震や大雨が原因と思われる不具合カ所が複数見つかり、一部で解消が間に合わないことが分かったという。
小田原周辺の市民を含む多くの人を迎える予定だったが、「安全性に問題を抱えたまま、多くのお客様をお迎えすることは難しい」と判断して中止・延期を決めた。
チケット購入者には払い戻す。参加予定だった企業や参加サークルには順次連絡している。