ポール・メスカル、デンゼル・ワシントンらが出演する映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』より、本ポスター、場面写真、メイキング写真が解禁された。
【写真】迫力満点! 『グラディエーターII』場面写真
本作は、人類の歴史上最大級の栄華を誇った大帝国・古代ローマを舞台に、苛烈を極める皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ奴隷へと落とされた元大将軍が復讐(ふくしゅう)を誓い、剣闘士(グラディエーター)としてコロセウムで極限の闘いに挑む姿を描いたリドリー・スコット監督の映画『グラディエーター』(2000)の続編。
今作の監督もリドリー・スコット。アカデミー賞作品賞受賞作の続編が同じ監督によって作られるのは、フランシス・フォード・コッポラ監督による『ゴッドファーザー』(1972)の続編『ゴッドファーザー PART II』(1974)以来。本作がアカデミー賞作品賞を受賞すれば、約50年ぶりのシリーズ2作連続受賞となる。
ローマ帝国が栄華を誇った時代―。前作で、激しい闘いの末に剣闘士マキシマス(ラッセル・クロウ)が皇帝コモドゥス(ホアキン・フェニックス)に勝利したことで、大きな転換点を迎えたかに思われたローマだったが、十数年後、次なる暴君の圧政によって市民は苦しい生活を強いられていた。
そんな中、将軍アカシウス(ペドロ・パスカル)率いるローマ帝国軍の侵攻によって愛する妻を殺された主人公・ルシアス(ポール・メスカル)は奴隷として売られ、グラディエーター《剣闘士》となる。復讐心を胸にコロセウム《円形闘技場》での闘いに身を投じるルシアスは、果たして復讐を遂げることができるのか―。
本ポスターには、新時代の英雄へ駆け上がらんとりりしい姿のルシアスを取り巻くように、‟コロセウム" に運命を大きくほんろうされる登場人物たちが集結。この1枚でもかつてない熱気に包まれ、因縁と狂気が渦巻く大帝国・古代ローマの行く末が、果たしてどれほど激烈なものとなるのか。
新たに到着した場面写真では、主人公ルシアスが剣闘士の仲間たちを奮い立たせ、カリスマとしての顔をのぞかせる姿や、因縁深きアカシウス将軍とのアツい肉弾戦、サイに跨るグラディエーターが出撃する瞬間など迫力あふれる場面が映し出されている。
ほかにも、皇帝顔負けの貫禄で馬車に鎮座する謎の男マクリヌス(デンゼル・ワシントン)の野心に満ちた目、前作の皇帝コモドゥスの姉でありルシアスの母ルッシラ(コニー・ニールセン)の憂いを浮かべた表情、双子皇帝のゲタ(ジョセフ・クイン)の何かをにらみ付ける鋭い眼光など、新たな英雄が今まさに誕生しようとしている裏側で、多くの人間の情念と欲望が渦巻いていることがうかがえる。
メイキング写真では、細部まで作りこまれた圧倒的クオリティーの撮影セットの中で、リドリー・スコット監督が演技指導を行う様子が収められている。砂まみれになりながらも笑顔で話し合っている和やかな雰囲気や、ポール・メスカルを中心に剣闘士役の俳優たちが真剣な面持ちで演出を見つめる厳かさも感じられ、酸いも甘いも知り尽くす名匠の貴重な演出場面を垣間見ることができる。
リドリー・スコット監督は米EMPIRE誌のインタビューで「私がこれまでに作った中で、最高の作品だ」と豪語している。
映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は、11月15日より全国公開。