自分にとって働きやすい職場を選んだつもりが、実際に入社してみると社員の都合に全く配慮しない会社ということがある。千葉県在住の30代前半の女性(保健師/年収350万円)は、
「転職前に聞いていた出社時刻より30分早く出社することを求められた」
「保育園児の子どもがいるので難しいと相談したが、配慮は不可と言われた」
と冷たい対応をされたとき「この会社ダメだな」と感じたという。しかも、管理職が「休憩終了15分前の着席を求めるルール」を勝手に決定していたそうで、失望するのも仕方ない。(文:湊真智人)
「落ちて正解だと思った」 危ない職場を回避した女性
埼玉県在住の50代前半の女性(教員/年収600万円)は、ある採用試験の際に受けた「適性検査」と称したテストで、驚きの問題を目にした。その内容は、
「親が亡くなって、大事な仕事がある場合にどちらをとるか」
という極端な設問ばかりであったという。つまり仕事があれば親の葬式も蹴って働くような人材が欲しいのだろう。
「やばいと思ったので、正直に答えてその場で不採用となりました」
危機感を覚えた女性は、会社の意図に背くように回答し、体よく逃げたのだ。その採用試験は合否がすぐに伝えられたようで、周囲の様子もこう書いていた。
「同じく落ちた人は自分の実力がないと思っていたようですが、落ちて正解だと思った。受かった人は『ありがとうございます!』と90度のお辞儀をしていましたけど」
こう皮肉めいた言葉で投稿を締めた女性。自分の判断を悔いることはないだろう。
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