面接を受ける側は真剣だ。企業側が適当過ぎると腹も立つ。埼玉県に住む50代女性は、求人情報で「急募」とあった会社に、電話で問い合わせてから面接に行った。すぐにでも決まるかに思われたが……
「履歴書で私の年齢と容姿を見て『電話の声で若いと思ったんだけどな~』と言われ、見事に落とされました」
年齢で落とすなら電話で確認すればいいだけだ。無駄足となり失望は大きかっただろう。(文:篠原みつき)
「椅子に座っているときに足を組んだりするというあり得ない態度でした」
大阪府の50代男性は、ハローワークで紹介された警備会社に面接に行った。会社に着き、面接を受ける場所に通されて驚いたという。
「そこでの面接は、いわゆる役所の窓口みたいな場所で、しかも他に不特定多数の他の社員がいる中で行われました」
「本来、面接は会議室みたいな密室で行われるのが通常」という認識を持っていた男性はドン引きした。これでは個人情報もダダ洩れだ。
さらに、面接にあたった社長らしき人物は、「本来なら(夏ではあっても)上着を着用するべきであるのに、上着も着用せず」という様子だった。クールビズではあるが、男性としては納得できなかったらしい。ほかにも、
「椅子に座っているときに足を組んだりするというあり得ない態度でした」
という有り様だったそう。上着なしや足組みだけなら少し怒り過ぎのような気もするが、かなりバカにした態度だったのだろう。その後、こんな事を言われたという。
「『うちで働きたいならご自由にどうぞ』と始めから採用する気があるのか?という態度」
何から何まで失礼と感じた男性は、「面接が終わったときは怒りに満ちていました。あの会社だけは絶対に応募してはいけないと、声を大にして言いたいです」と怒りを込めて書いていた。
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