長距離通勤は、大きな時間のロスになる。会社側もそれくらい考慮してくれてもよさそうなものだが……。東京都に住む50代前半の女性は、「研修を入れて5日」という速さで退職した。
仕事はクレジットカード作成の勧誘だったが、辞めた理由は「通勤時間」が研修のときと大きく変わったからだった。(文:國伊レン)
「無駄な通勤時間です。その通勤時間分稼げないので」
事前に実地研修が行われ、女性は「最寄りの駅から30分以内」の勤務地で研修を受けていた。だが、研修が終わると
「最寄りの駅から(職場まで片道)1時間以上かかり、1か月以上、そこへ通勤しなくてはならなくなった」
という想定外の過酷な通勤事情となった。結局、退職した女性。その後の心境をこう語る。
「辞めて満足してます。無駄な通勤時間です。その通勤時間分稼げないので」
往復2時間以上の通勤では、いくらなんでも損だと感じたのだろう。
また大阪府の40代女性も、看護師として働いていたが
「通勤がかなり不便であり、送迎バスがあったが時間のロスがかなりあり、やっている医療行為もずさん、労働契約通知書や、色んな書類がずさん過ぎて大変嫌な思いをした」
と苦労を明かす。通勤時間が長い上に基本的なことが何一つできていなかったようだ。その職場は1年で去り「大正解」と書いていた。
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