働いている人が職場に希望を持てなくなったら、終わりなのかもしれない。投稿を寄せた50代女性は、畜産業で働いている。そこで起きたある出来事をきっかけに、会社に幻滅したそう。
それは、職場で使われている「厚紙に印字されるタイプのタイムレコーダー」をめぐってのことだった。(文:長田コウ)
「だいぶ前からインクの色が薄くなり、赤い印字はほとんど見えない状態になっています。私を含め従業員の大半は老眼世代で、小さい文字+薄い印字でほとんどの人が『見えない』と話していました」
女社長が高圧的な口調で「何か問題あるの?」
給料締めの時期には、会社側から「打刻忘れがないか確認してください」と念入りな要求が来るから、従業員もしっかり確認したいのが本心だ。「パッと見で打刻したかどうかすらわからないようなレベルの印字では困る」と不満を明かした。
女性だけではなく、他の従業員も同じような不満を感じていたため、第三者経由で、タイムカードのインクを交換して欲しい、と依頼したそう。すると、業務中の女性の元に社長が来て、信じられない発言をしてきたのだ。
「タイムカードのインクが薄くて見えないって言ってるようだけど、何か問題あるの?給料の計算をしている〇〇(息子)が見えてるって言うんだから問題ないと思うけど。違うの?それじゃダメなの?」
高圧的な口調だったというから驚いただろう。女性は、
「正直、『従業員が見えない』と言うレベルのタイムカードの状態を問題視しないほうがどうかしてると思いますが、社長がそういうなら何も言えませんよね」
と本音を述べ、次のように続けた。
「実は県の最低賃金が900円になったあと、額面15万だったボーナスが、13万に減額されたという過去があります」
職場への不信感は募る一方だ。この件からも、「今年の最低賃金改定を控えて、タイムレコーダーのインクリボンすらケチるようになったのかも」と女性は推測。そのほかにも、「改版したとされる就業規則の記載内容が法令違反」だったことや、有給休暇の付与がずさんであることを挙げた女性は、
「この会社ダメというか、救いようがないと感じています」
と呆れたように結んだ。
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