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「葬送のフリーレン」一番記憶に残るキャラの言葉は?種崎敦美は田中敦子に思い馳せる

2024年09月28日 23:58  コミックナタリー

コミックナタリー

左から上田燿司、東地宏樹、岡本信彦、種崎敦美、市ノ瀬加那、小林千晃。
山田鐘人・アベツカサ原作によるTVアニメ「葬送のフリーレン」のイベント「アニメ『葬送のフリーレン』1周年記念特別上映イベント」が、本日9月28日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催された。

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2023年9月から2024年3月にかけて連続2クールで放送され、明日で初回放送から1年を迎える「葬送のフリーレン」。イベントでは、第1話から第4話までが上映されたのち、フリーレン役の種崎敦美、ヒンメル役の岡本信彦、フェルン役の市ノ瀬加那、シュタルク役の小林千晃、ハイター役の東地宏樹、アイゼン役の上田燿司が登壇した。気づいたら作品が好きになっていたという岡本は、個人的に“エーラ流星”仕様の時計を買ったと明かす。今日甥の結婚式があったという東地は、ハイター同様お酒が好きですでに飲んできたことを話し、笑いを誘った。

アニメの公式Xでは1周年記念企画として、事前にフリーレン、フェルン、シュタルク、ヒンメル、ハイター、アイゼンの“一番記憶の残るシーンやセリフ”についてのアンケートを募集。 会場では今回、そのセリフにフォーカスした結果が発表された。ヒンメルの第1位に選ばれたセリフは、第7話「おとぎ話のようなもの」に登場した「おとぎ話じゃない。僕達は確かに実在したんだ」。岡本はヒンメル自体が名言製造機と言いながら、このセリフが選ばれたことに驚く。

またハイターは第2話「別に魔法じゃなくても…」より「勇者ヒンメルならそうしました」、アイゼンは第12話「本物の勇者」より「頑張った者は皆 戦士だ」というセリフがそれぞれ第1位に輝いた。東地はいろんなところで使えるセリフだとその汎用性をアピール。上田は第12話の作画のすごさを称えながら、食べ物の記憶の大切さを語る。小林は「シュタルク役として(アイゼンの)このセリフが第1位なのはうれしい。自信のないシュタルクが、少しでも自分を肯定できるようになれる大切な言葉。投票してくださった皆さんありがとうございます」と笑顔を浮かべた。

フリーレンは第10話「強い魔法使い」から「アウラ、お前の前にいるのは、千年以上生きた魔法使いだ」、フェルンは第3話「人を殺す魔法」から「あなたが私を知ろうとしてくれたことが、堪らなく嬉しいのです」、シュタルクは第9話「断頭台のアウラ」から「俺はまだ立っている」というセリフがそれぞれ選出された。結果を聞いた種崎は、「フリーレンは(隣の市ノ瀬を見て)"お母さん"に面倒を見ていただくだらしないところもありつつ、(このシーンでは)すごくカッコいいんですよ。このギャップがフリーレンの魅力の1つでもあるので、いやこれは選ばれるでしょう」と深く納得した様子。市ノ瀬、小林も納得の名セリフと感謝した。

続いて第2期制作決定を伝える映像を公開。映像内には種崎演じるフリーレンの「旅の続きを始めようか」というセリフが収められており、種崎は数日前に収録があったことを明かすと、うれしそうに飛び跳ねる。その様子を見た岡本もさらに楽しみが増したと笑顔。市ノ瀬らも第2期に思いを馳せながら、喜びを噛みしめた。さらにアベによる第2期決定のお祝いイラスト、山田とアベの連名によるお祝いコメントが到着。フリーレン、ヒンメル、ハイター、アイゼンが描かれたイラストがスクリーンに映し出されると、客席からは歓声が上がった。

最後はキャスト陣を代表し種崎が挨拶。種崎は朝起きて第1話から第4話までを観返し、その直後に綴ったという手紙を広げながら、「ほぼずっと泣いていました。作品を観ればいつだって何度だって田中敦子さん演じるフランメに会える、思いを馳せればずっと生きているんだなと思いました」と、8月に死去した、本作でフランメ役を務めていた田中のことに触れ、「観ていると何気ない言葉や表情からたくさんのことが感じ取れるのは変わらずなのですが、感じ取れる量が1年前の何倍にもなっていました。改めて観返しても信じられないくらい豊かな時間をくれる作品です。第2期も変わらず、みんなで大切に丁寧に作品を作っていきます」と語りかけた。


※種崎敦美の崎はたつさきが正式表記。

(c)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会