9月28日、三重県の鈴鹿サーキットでENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第5戦『SUZUKA S耐』の公式予選が行われ、ST-Xクラスの31号車DENSO LEXUS RC F GT3(永井宏明/小高一斗/小山美姫/嵯峨宏紀)が総合ポールポジションを獲得した。
13台のGT4車両が争うST-Zクラスは、Aドライバー予選で山﨑学が2分12秒400のクラストップタイムを記録すると、Bドライバー予選では吉田広樹が2分11秒911をマークした埼玉 GB GR Supra GT4がクラスポールを仕留めた。2番手にはTECHNO FIRST R8 LMS GT4、3番手にはBRP★FUNDINNO PORSCHE 718 GT4 RSが続いている。
ST-1クラスは引き続きシンティアムアップルKTMの1台エントリーとなり、井田太陽と加藤寛規の手によってST-Xクラスに続く総合6番手につけた。今回は8台が参戦するST-2クラスは新菱オートDXL夢住まい館EVO10がクラスポールポジションを獲得。KTMS GR YARIS、新菱オートVARIS☆DXL☆EVO10が続き、FL5型シビック・タイプR勢の上位進出はならなかった。
ST-3クラスは今回も岡部自動車のニッサン・フェアレディZと、TRACYSPORTS with DELTAのレクサスRC350が熾烈な争いを繰り広げる。まず予選ではTRACYSPORTS with DELTA RC350 TWSとエアバスター WINMAX RC350 TWSがワン・ツーで先行する結果になった。ただ、決勝レースでも2チームの戦いは続くはず。
最多15台がエントリーしたST-5クラスはマツダ・ロードスター勢が速さをみせる予選となり、クラスポールポジションのodula TONE 制動屋 ROADSTERを筆頭に88号車村上モータースMAZDAロードスター、メイプル広島レーシングMAZDAロードスター、倶楽部MAZDA SPIRIT RACINGの120号車ロードスター、PROGRESS高砂ロードスターと、5番手までを占めた。FF勢の最上位は6番手の栄建設FITで、こちらは決勝レースでのFF勢の巻き返しがあるかも見どころになりそうだ。
7台の開発車両が参加するST-QクラスはGR Supra Racing Conceptが総合7番手の速さを披露。Team HRCのHonda CIVIC TYPE R CNF-Rは24番手につけ、ORC ROOKIE RacingのGR86とGRヤリス、MAZDA SPIRIT RACINGのMAZDA3も無事予選を終え、デビュー3戦目のSUBARU High PerformanceX Future Conceptは総合38番手となった。