この前の三連休、千葉県でパチスロをしていたとき久々に隣にヤバいのが座っていた。ずっとブツブツ文句を言いながらレバーオンしていて、演出が外れるたびに「ふざけるなよ、殺すぞ」と割と大きな声を出す。
こういうのがもし刃物を持っていたら、僕はおしまいだな、頸動脈をブッスリだな……なんて思いながら戦々恐々としていたんだけど、そのうちに「ああ~! クソ!」と絶叫していなくなった。
何が怖いって、この不穏当なお客の方が僕よりメダル出してたんだよね。ええい、こっちだって物騒なこと言いたいぞ!
とまあ、パチンコホールってのはなんか「この人って社会の中でどう生きてるんだろう」みたいに思える人が時折いる。(文:松本ミゾレ)
喫煙者の肩身を狭くするのもまた、喫煙者
特に僕が嫌なのが、便所で手を洗わない奴だ。これ、マジで多い。それで平気でハンドルを掴んだり、レバーを叩けるのだろう。便所使って手を洗わないって恐ろしいよね。そんな奴の打った台で打ちたくないんですが……。
他にも困った客は多い。たとえば喫煙者ね。今はホールでは隔離された見世物小屋みたいな喫煙スペースか、もしくは屋外でしか従来の紙タバコは楽しめない。基本的に加熱式タバコと電子タバコしか吸えない環境で、しかもそれすら禁止って店もあるんだけど、しかし未だにマナーの悪い喫煙者はいるんだよね。平気で敷地内を歩きタバコしてる奴も見かけるし……。
9月下旬、北陸のパチンコホールの店長さんがXで、自店の駐車場に何本も遺棄されたタバコの吸い殻の画像を投稿し、客のマナーを嘆いていた。このポストに対しては、概ね良識のあるパチンコファンたちからのまともな声が寄せられている。「いち喫煙者として悲しい」みたいな感じでね。ほんと、その通り。この店長さんもまともだし、賛同する人もまともな喫煙者。
第一さあ、他所の敷地にタバコの吸い殻をごっそり捨てるなんてのはどこでやっても咎められるべき行為。生きてて恥ずかしくないのかね。僕も他人事ながら本当に嫌な気分になって仕方がない。
そもそも吸い殻って、捨てた奴の口に触れたものだしマジで汚いんだよ。文字通りの汚物。
どういう教育を受けたらそんなことができるのか。まあ……パチンコ店に出入りするぐらいだからろくな教育は受けてないだろうけど(これは自虐です!僕もパチンコホールに出入りしまくっています!)。
ちなみに、当該ホールの駐車場には監視カメラが設置されていたとのこと。どの車からタバコの吸い殻が捨てられたかも、恐らくばっちり把握されていることだろう。今後その犯人が来店した時がまさに百年目ってことだね。続報が楽しみではある。
なんで加熱式タバコ・電子タバコはOK、みたいな風潮になっているのか…
僕はタバコはやらないので、2020年の改正健康増進法の施行以来パチンコホールで過ごすのがかなりラクになったと実感している。なにせ以前は知らん奴が吐き出した副流煙のせいで、衣服がヤニ臭さに染まってどうしようもなかったし。
空調設備の悪い店だと、2時間ぐらいで目玉が痛くなっちゃったこともあったっけ。ただ、鉄火場の雰囲気を形成する上であのもくもくと籠ったタバコの煙は演出としては上等ではあったけど。
でも、今も不満はある。それが「なぜ加熱式タバコや電子タバコはOKなのか」ということ。この一点につきる。なぜなのだ。それもタバコだろう。そう思えてならない。加熱式も電子タバコも、そもそも臭いし。服に匂いが付かないのはマシだけど、やっぱり臭いですよ。なんであれがOKなんだろう。
双方の健康への影響なんて、まだ市場に出回ってせいぜい数年しか経過してないから、現状皆無とも言い切れないのがまた。加熱式なんて普通にタバコ葉使ってるし。燃やすんじゃなく加熱してるだけの違いで、健康被害がないというソースも見つけられなかったし。あったら教えてください。
そんでまたこれらの吸い殻は今も普通にそこらに捨てられてたりもする。パッケージのセロハンみたいなものもよく見る。印象悪いなぁ……やっぱ喫煙者はマナーが悪いのが多い。と、非喫煙者は思ってしまう。どうしてもね。
話が横に逸れちゃったけど、やっぱりパチンコホールの客なんて基本的にどっかしらマナーがないおっさんが目立つ。負けた腹いせなのかもしれないけど、どっちにしろ負けるまで打ったのは自分のせいだからね。