ろくに説明も研修もしてくれないのに「それはお前の仕事」と丸投げされたら、怒りたくもなるだろう。投稿を寄せた首都圏の50代男性は、管理職ではないにもかかわらず、「監督者」の立場に置かれている。しかも他の管理職には「部下が居ても1人」だが、自分だけ「仕事が出来ない部下」を2人も押し付けられたと嘆く。
「（2人の部下は）文句ばかり言って自ら手足を動かさない問題児。2人で1人分の仕事しか出来ないくせに、周りの管理職は見て見ぬふり」
これだけでも腹に据えかねていた様子だが、退職を決意するできごとがあったという。（文：篠原みつき）
研修も拒否されたのに「本当は私の仕事と言われた」
どうやら「管理職」にあたる社員は、男性を都合よく使い倒すだけで、肝心なことからは爪はじきしていたようだ。
「新しいソフトやシステムを導入するにあたり、管理職だけで情報共有した挙句、一切指示が無かった」
管理職ではなかった男性は、新システムの導入に関わらせてもらえなかった模様。ところがつい先日、直属の上司から思いがけない発言があったそう。
「私（※編注 投稿者のこと）の仕事をその上司がやっていると言われた」
つまりお前の仕事なのに俺がやっていると責められたのだろう。「『本当は私がやるべき仕事』と匙を投げて来た」と憤りを語る男性。初めから何も教えてくれず指示もなかったのに、急に仕事を押し付けてきたのだ。男性は怒り心頭の様子で
「幾度となくそのソフトに関する研修に行きたいと言っても拒否していた癖に。全く組織が機能しておらず、見切りを付けた人材が次々と退職して行く負のスパイラル。私も見切りを付ける決断をした」
と退職の意向を書いていた。
