職場に「自分より年上だけど仕事ができない後輩」がいると、注意もしづらくなり厄介だ。こういうときは管理職にしっかりしてもらいたいものだが、茨城県の40代後半の女性は、その両方に苦労したことがある。
以前「ある施設のフロント」をしていた時のこと。まず厄介だったのが「年上の後輩」だ。怒りをにじませながらこう語る。
「お客さんが少ない時に合間見て色々仕事をしているんですよ。年上の後輩が本当に何もしない人だったので他の人がやるわけです」
そんなある日、ますますブチ切れる出来事があった。（文：長田コウ）
辞めたあとも連絡→「会社内で解決してくださいと返信して拒否」
驚いたのは「年上の後輩」の言い分だ。周囲のスタッフ、つまり女性たちが
「トイレ休憩に行かないから行きにくい」
と被害妄想的なことをマネージャーに告げた。先輩である女性が忙しく仕事をしていてトイレに行かないから、後輩としては行きにくい、ということなのだろう。これを聞いたマネージャーは、女性に伝えてきたという。それに対し、女性は呆れや怒りが一気に沸いただろう。
「ハア！?ってなり、『あの人が仕事してくれるんですか。してくれたらトイレ行く時間出来ますよ。行きたければ行けばいいじゃないですか？』って言った」
相手が上司であろうと、仕事のしわ寄せを受けていた立場からすれば当然の反応だ。するとマネージャーも、納得したように「そうだよなあ」と一言。このぼんやりした反応にますます怒りが湧いたようで、こう言い返したそう。
「こっちに言う前に本人に言ってくださいよと言い返してしまいました」
実はそのマネージャーは、「先輩たちも相手にしていないほど人望がなく」、ただ年相応の役職が付いているだけの人だという。頼りないマネージャーに言い返したことについては、「辞めることが決まっていたので言えた」と振り返る。
女性は辞める前に、「さらに上の上司」に対して「マネージャーと年上の後輩のトラブルありますよ」と言い残して去ったそう。
その後、マネージャーが年上の後輩に対し「こんなことも出来ないのか」と言ったらしく、「雰囲気は相当最悪」になったという。相談にのってほしかったのか、女性のもとに年上の後輩から連絡があったそうだが、
「会社内で解決してくださいと返信して拒否しました」
と強気の姿勢を貫いた。
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