山下達郎の最新曲「Santé(サンテ)」が、木村拓哉主演映画『グランメゾン・パリ』のチアリング・ソングに決まった。本作のプロモーションのためだけに特別に書き下ろした楽曲だ。同曲を使った90秒の最新予告映像も解禁となった。
【動画】“グラメ”には山下達郎の楽曲が欠かせない! 『グランメゾン・パリ』90秒予告
2019年にTBSの日曜劇場枠で放送されたドラマ『グランメゾン東京』では、木村演じる、料理に人生をかけるフランス料理のシェフ・尾花が、鈴木京香演じる女性シェフ・倫子と出会い、周囲と衝突しながらも日本で三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する姿を描いた。そして今作で尾花は、フランス・パリを舞台に、アジア人初となるミシュランガイド“三つ星”に挑む。
山下達郎は『グランメゾン東京』では主題歌「RECIPE(レシピ)」を書き下ろし、木村主演ドラマとは16年ぶりのタッグとして話題を呼んだ。『グランメゾン・パリ』のチアリング・ソング「Santé」は、「RECIPE」に続き、ドラマ・映画の世界観にマッチした、グルーブ感あふれるダンサブルな最新型のタツローナンバー。フランス語で「乾杯」を意味するタイトルからは、料理のためなら妥協を一切許さない本作の料理人たちへ、楽曲制作に妥協を一切許さない音楽家からのリスペクトが感じられる。
山下達郎は「尾花夏樹、そして木村拓哉さんへの応援歌。最小限の音数に、無限の気持ちを込めて」とコメントを寄せた。
伊與田英徳プロデューサーは「連ドラの“グランメゾン東京”の時には、主題歌『RECIPE(レシピ)』によって、尾花を中心とした仲間が三つ星を目指していく素敵な世界観を作っていただきました。そしてパリに向けて、新たにグランメゾンの仲間がパリで三つ星を目指すには、山下達郎さんの曲なくしては成しえないと思いまして、思い切ってお願いしました」と説明。
さらに「新曲の『Santé』を聞いたとき、フレンチの本場・パリで、尾花が、倫子や京野、相沢たちだけでなくユアンや小暮といった新たな仲間たちと一緒にパリで鼓舞する様子にぴったりとマッチしていて、とても素敵な気持ちになりました。この映画を見ていただいた世界中の皆さんと一緒に“Santé”できたらいいなと思っています」としている。
90秒の最新予告映像には、フレンチのミシュラン三つ星店がひしめき合うフランスで、アジア人初となるフランス料理の“三つ星”獲得に挑む尾花(木村)率いるグランメゾン・パリの新しいチームの姿。立ちはだかる世界の壁を前に、日々やるせない思いを感じていた尾花は、ついにかつての師からも「フランスから出ていってくれ」と言われてしまう―。
三つ星を獲らなければ店がなくなってしまう焦りから、チームとの衝突を繰り返す尾花を見て、これまで共に挑戦を続けてきた倫子(鈴木)までもが「もうこの店を辞める」と伝える。何を背負い、なぜ世界と闘うのか―。燃えさかる炎が尾花とユアンを包む場面は、“料理に命を懸ける”グランメゾン・パリのチームにこれまでにない危機が迫ることを予感させる。
パリの三つ星シェフである<怪物>たちに1人では太刀打ちできないと気づき、「力を貸してほしい」とチームに頭を下げる尾花。グランメゾン・パリのチーム一人ひとりが「三つ星の扉を全員の力でこじ開ける」という強い信念を持ち、再びひとつになっていく絆と情熱が感じられる予告映像となっている。
映画『グランメゾン・パリ』は、12月30日より公開。