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OpenAIからCTOに続き最高研究責任者と研究担当副社長も退社

2024年09月26日 11:51  ITmedia NEWS

ITmedia NEWS

ボブ・マグルーCRO(左)とバレット・ゾフ副社長(画像:Xより)

 米OpenAIのミラ・ムラティCTO(最高技術責任者)が退社を発表した9月25日(現地時間)、最高研究責任者(CRO)と研究担当副社長も退社することが、サム・アルトマンCEOのXへのポストで明らかになった。


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 アルトマン氏は「ミラ(ムラティ氏)、ボブ(マグルーCRO)、バレット(ゾフ副社長)はそれぞれ別個に友好的にこの決定(退社)を決めた」と説明し、ムラティ氏以外の後継者について発表した。


 「私はこの1年ほど、組織の非技術部門にほとんどの時間を費やしてきたが、今後は技術部門と製品部門に注力することを楽しみにしている」(アルトマン氏)


 OpenAIでは5月ごろから幹部の退社が続いているが、アルトマン氏は「リーダーシップの交代は企業にとって自然なこと」と述べた。「もちろん、今回の交代が突然なのが自然なことだとは言わないが、ミラが私に説明した退社理由(退社によいタイミングなどない、突然でないと情報が事前に漏れてしまう、OpenAIが好調な時期に退社したかった)は理にかなっていると思う」という。


 マグルー氏とゾフ氏はそれぞれ、Xに退社について穏便なメッセージをポストしている。


 OpenAIの運営に関しては25日、中核事業を営利目的の公益法人に再編する計画を勧めていると米Reutersが報じた。非営利団体としてのOpenAIは再編後も存続するが、アルトマン氏が営利企業の株式を取得するという。