親の死をきっかけに友人と絶縁したという人たちから投稿が寄せられている。親の死と友人との絶縁は一見関係なさそうに思えるが……。60代女性は、今から20年ほど前に住んでいる街の工場で大きな火災が起きた。テレビのニュースでも流れるほどだったという。
「高校時代に我が家にも何度も泊まったり、とても仲良くしていた東京に嫁に行った親友から電話があり『大丈夫だった?』と心配してくれてとても嬉しかったです」
と、ここまではよかったのだが。(文:林加奈)
火事を心配し連絡してくれた友人に父親の急死を告げた結果
火災のニュースを見て心配して連絡をくれた友人。だがその本性が垣間見える出来事が起きたのだ。
「それから数か月が経ったある日、私の父が病気で急死。私は親友にメールで伝えました。しかし何日経っても返事がなく……私は別に香典をもらいたいわけではありませんでしたが、『私の父より火事の方が重いの?』と思ったらだんだん腹立たしくなってきました」
火災の時は心配で連絡してきた友人が、親友である女性の父親急死の知らせを受けても返事がなかったという。これを機に女性はその友人との絶縁を決意。
「電話をかけてその旨を話し、絶縁してしまいました。私の独りよがりでしょうか?同窓会にも来ません」
と、投稿を結んでいる。
「特に仲の良かった友人でしたが……」母親の葬儀を機に連絡を断った女性
群馬県に住む40代女性も、20代のときに中学、高校と親しかった友人と絶縁している。
「お互いの家を行ったり来たりし、彼氏同士が友人同士であったこともあり特に仲の良かった友人でしたが、私の母が急死し連絡を入れると忙しいからと他人事…。仲が良かった分とても辛かったです。母の葬儀にも来ませんでした。それからは連絡を取ることもなくなりました」
親しかった友人からは連絡も弔問もなかった一方で、あまり会えていなかった友人が母親の葬儀に駆けつけてくれたという。そうした友人を見て女性は「大切にしたいな」としみじみと感じたようだ。
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