いくら親しくても他人に親切にしてもらったら当たり前と思わず、感謝することが大切なのは言うまでもない。なかには恩をあだで返され、絶縁した人もいるようだ。
長崎県在住の40代女性は、前職の「年下の同僚」とは数人でよく飲みに行く関係だったそう。だがお酒を飲まない女性は「いつもその同僚の送迎をしていた」といい、世話を焼いていたようだ。しかし当の同僚は恩義を感じるどころか……
「何時に家まで迎えに行くと約束をしていてもその時間にはでてくる事はなく、たびたび彼女の母親が『もう少しかかるのですみません』と言いにくるのが常習になっていました」
同僚の身勝手な振る舞いはこれだけではなかった(文:湊真智人)
「積もり積もっていたものが爆発して縁を切りました」
同僚の準備がやっと整い、車で目的地へ向かおうとした矢先に
「タバコがないからコンビニに寄って、お金がないから銀行に寄って」
と毎回のように言い出し、女性をタクシードライバーのように連れまわしたという。申し訳ないとは微塵も思っていない様子である。そんな同僚と「完全に絶縁」する契機となったのは、同僚が肋骨を疲労骨折した時のことだった。
すると同僚はそんな体なのに「現場に出たい」と言ったそう。仕事に影響が出ていたというから、責任感から口にした言葉だろうか。しかし現場に来たら、「まだ怖いから楽な仕事をさせて欲しい」と言い出す始末で、結局、女性は仕事を変わってあげたそうだ。
そんな女性の気遣いとは裏腹に、同僚は仕事そっちのけで出入りの業者と話し込んでいたという。その結果、
「何時間もかかりやっと終わった仕事はいつも私達がしている時間の3倍かかっていました」
というから、女性や他の同僚からしたらいい迷惑である。さらにこの同僚の暴走は止まらず、
「別の上司からパワハラを受けたと泣きながら訴えて私をその仲間に入れようとした」
巻き込まれそうになった女性は耐え切れず、「積もり積もっていたものが爆発して縁を切りました」と、ついに関係を打ち切ったことを明かした。やむを得ない判断だっただろう。
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