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管理職は罰ゲーム…「給料そのままで、ただ仕事が増えただけ」年収450万円、現場リーダーの30代男性

2024年09月25日 06:20  キャリコネニュース

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管理職になりたくないという人が増えていると聞くが、それどころか「罰ゲーム」だと思う人もいるようだ。

西日本の30代男性(年収450万円)は、仕事は「web、ゲームの品質管理」で、役職は「現場のリーダー、チーフという、いわゆる中間管理職です」と打ち明ける。

「実際に給料が上がるのはマネージャークラス以上で、ポジションに空きもないので、給料そのままでメンバーの管理や育成など、ただただ仕事が増えただけになっています」

と損な役回りになっている様子。30代後半になると自身のキャリアを振り返り、このままでいいのだろうかと疑問を持つものだが、どんなに頑張ってもポジションが空かない限り、昇進、昇給しないという状況ではモチベーションを保つことすら難しいだろう。(文:天音琴葉)

会社のトップ3が思いつきで命令、挙句になかったことにされ…処理に追われる管理職

さらに男性は、「当然、残業も増えています」と続けた。しかし、みなし残業制であるため、「モチベーションも下がり続けています」とつらい胸の内を明かした。

「現場の仕事ができる=マネジメントができる、ではないので、もっと向き不向きを判断した上で、幅広い役職を用意してほしいと思います」

と主張した男性は、現在のマネージャーに対しても不満があるようだ。一方で、役職を増やしてほしいと思う気持ちはわからなくもないが、課長代理、課長補佐……と役職が多いことでの弊害もあるだけに難しい問題だ。

岐阜県の50代男性は、運送業の会社で事務の仕事に就いている。自身は管理職ではない様子だが、「うちの会社の場合、(管理職になることが)罰ゲームになってしまっている」とし、次の理由を述べた。

「会社のナンバー1・ナンバー2・ナンバー3が思い付きとわがままで下に命令をたたきつけ、一生懸命にその下の管理者が処理するけどひっくり返されたりなかったことにされたり……」

その都度さらに下の管理者や一般職が後片付けをし、なんとか仕事が回っているという状況のようだ。会社のトップ3の「命令や基準が安定しない」ことが元凶であるが、管理職は一般職から批判されることもあるそう。

「一般職から管理職がバカにされて、管理職がバカにされたのに怒ってるとナンバー1・ナンバー2・ナンバー3から追加の命令や 突っ込みがかかり、管理者がうまく処理できなくてナンバー1・ナンバー2・ナンバー3からも一般職からもバカにされて……」

と管理職は板挟みになっている様子。男性は「それで給料も固定だしで罰ゲームだと思う」と続けた。やはり仕事に見合った給料がもらえていないことが、管理職は「罰ゲーム」と感じる要因だろうか。

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