大ヒットドラマシリーズ『LOST』と『ヴァンパイア・ダイアリーズ』で名を馳せた イアン・サマーホルダーが、両作について振り返り、俳優業引退を決意した経緯を明かした。
【写真】「イアン・サマーホルダー&ニッキー・リード」ラブラブ写真
JustJaredによると、この9月は、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』の初回エピソード放送から15年、イアンのブレイクのきっかけとなった『LOST』から20年にあたるそう。現在は、妻のニッキ・リードと2人の子どもと一緒に農場で暮らしているイアンは、過去の役柄に感謝しつつも、優先順位は他のプロジェクトにあると、Peopleのインタビューで語った。
「8月19日で、プロの俳優/プロデューサーとして最後にカメラの前に立ってから、5年が経ちました。『V Wars』の後、会社を立ち上げ、『キス・ザ・グラウンド:大地が救う地球の未来』や『Common Ground(原題)』、『Ground Swell:The Other Side of Fear(原題)』といった映画を作り、子供を育てました。『家族を維持するための手段として知っている唯一のことだけど、辞めようと思う』と、マネージメントチームに話したことを覚えています。キャリアの絶頂期で、何でも出来たし、どこへでも行けたけれど、もっと大切なものがありました」
「謙虚な気持ちで、敬意を持って言いますが、テレビ番組の撮影のために2カ月間も他の都市に行き、家族と離れたり、行き来するよりも、ずっといい。一定のところまで来ると、家族や、農業と食料、エネルギーの未来など、大きなことにフォーカスしたくなる。賞などよりも、もっと自分が心地良くなることがあるのです」。
「今は、土壌や食料の安全性を訴えるGreater Groundのような団体を立ち上げた人達とパートナーを組んでいます。彼らは文字通り、手を取り合って、実際に我々が口にする食料を生産する農家グループに投資しています。華やかな世界で活躍すると、最終的には、地に足の付いた暮らしが一番大切だと分かるのです」と話している。
なおイアンは、『LOST』撮影のために滞在したハワイで、環境保護への情熱に火が付いたそう。『LOST』と『ヴァンパイア・ダイアリーズ』が、最近ストリーミングで新たなファン層を獲得していることに触れ、自分が取り組む環境プロジェクトについて語る機会が増えたと感謝している。