過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティ『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。今回は、2020年7月に放送したピン芸人・永野による授業を、新撮インタビュー未公開を含むディレクターズカット版が配信されている。
【写真】明らかに迷走していた当時の永野のビジュアル
今回番組では、再配信にあたって永野に授業当時の思いをきくインタビューを実施。「『しくじり先生』のオファーをどう思っていた?」という質問に、永野は「どんどん仕事がなくなってきた、飽きられていたとこでの『しくじり先生』だったので逃げられたなかった」としながらも、「飽きられていたところに『しくじり先生』で、“うっ”と思ったんですけど、しゃべることで正体明かして、またいけるチャンスなんじゃないかと思った」「『“あの人は今”でした』になるか、一発屋の芸人からの復活果たせるのか、結構深く考えました」と番組出演にあたっての思いを打ち明けた。
また、授業について「『しくじり先生』でうそとかボケ書くのは違うと思った。ラッセン(ネタ)で出たときはうそを言ってたんですよ」と語った永野。「最近は“洋楽が好き”というのでラジオとかに呼んでいただくんですけど、それまでは『“あやまんJAPAN”と“プッチモニ”が好きだ』とか言っていた」と自身のキャラクターを作り込んでいたと明かし、「2016年から2020年6月までが“ランジャタイ期”って考えてください。歌舞いて、不思議ぶる、みたいな」と、永野節をさく裂させた。さらに、「今は永野がこういう感じでしゃべるっていうのを認知していただいてるんですけど、当時は『ラッセンの人がしくじった話をする』みたいなので呼んでいただいたんです」と授業当時の自身の立ち位置を振り返り、「(授業でも)今っぽい感じのトークを織り込んでいて、笑ってはくれるんですけど、驚いてる感じの方もいた。再配信で『永野って当時から今の感じだったんだ』って思ってほしいです」とコメントした。
そして、当時の授業でも触れていた“恩人”である俳優・斎藤工についても言及した永野。「(ラッセンでブレイクしたのは)斎藤工くんきっかけと言っても過言ではないので、そこは絶対、教科書には入れてほしくて」「本当に斎藤工くんへの感謝」と授業において譲れないポイントであったことを告白。「工くんのためにも再配信で見てほしい」「当時は工まで恥かいたみたいな部分もあった。『斎藤工ってリズム芸人好きなんだ』ていう印象があったんで…」「本当に、斎藤工がいなかったら今ここにいないんで」と、改めて感謝を語った。
再配信中の授業では、かつて“孤高のカルト芸人”と称され「ゴッホより~ラッセンが好き~」というフレーズで大ブレイクした永野が、実は自分に何も勝負できるものがなく自信がないから、“変わっている人のフリ”をしていたと告白。等身大の自分を隠して変人ぶった行動をとってしまった永野のしくじりをもとに、“変わり者アピールする人の特徴”を解説している。本編は、配信後7日間、無料配信中だ。