俳優の窪田正孝が24日、都内で行われた10月8日よりスタートする新ドラマ『宙わたる教室』(NHK総合/毎週火曜22時)試写会に小林虎之介、伊東蒼と共に出席。本作の印象を語った。
【写真】共演の小林虎之介に「先生っぽくない」と言われてしまった窪田正孝
実話に着想を得た伊与原新氏の同名小説を実写化した本作。東新宿の夜間定時制高校を舞台に、窪田演じる理科教師・藤竹叶の声かけで発足する科学部の「実験」を通じて、生徒のみならず、先生やJAXA職員までもが、自身の抱える古傷、障害、因縁と向き合い、人生の再起に挑む姿を描く。
窪田は本作の舞台となる夜間定時制高校について「夜の教室というのは、今までにやった学園ドラマとはまた全然違う雰囲気がある」とコメント。「大人の青春が詰まっているな、ということをお話をいただいた時からすごく感じていました」と期待感を持って撮影に臨んだことを明かした。
また自身が演じる藤竹という役どころに関しては「藤竹は研究者というか、プレーヤー側なので、教える側ではないんですよね。そこのところは軸にあって、『先生ぽくいよう』とかいう意識は1話は特にない」と告白。そして「回を重ねるごとに、彼の裏側に先生というか人の温かさみたいなものが、生徒の皆さんを通して彼のバックボーンが少しずつ出て、だんだん人間という一つの有機物になる」と藤竹の変化を予告した。
生徒役の小林は、現場で窪田に“先生”を感じる部分はあるかと聞かれると「窪田さんが“先生ぽい”かということですか。それはまったくないです」ときっぱり。窪田も「ないね(笑)」と同調し、小林は「俳優の先輩として学ぶことは多いですけど、先生だと思ったことは一度もないです(笑)」と笑っていた。
さらに窪田は、連続テレビ小説『エール』でも共演した中村蒼との共演について「蒼くんはすごい体がたくましくなっていて。でも久しぶりに会った感じがしない」と語り、「役の設定が変わって一緒にやってみると、また違う蒼くんの一面を感じられるのが毎回新鮮」と口にしていた。
試写会には原作者の伊与原氏も登場した。
ドラマ10『宙わたる教室』は、NHK総合にて10月8日より毎週火曜22時、NHK BSプレミアム4Kにて毎週火曜18時15分放送。