職場で「私物が盗まれるかもしれない」という恐れがあると、安心して働けない。ガールズちゃんねるに9月下旬「私物を盗まれる職場」というトピックが立ち、20人に満たない医療機関で働いているという女性が「先日傘を盗まれました」と報告していた。
「証拠はないのですが、けっこう目立つ傘でした。入職したばかりにも関わらず、今までの職場はされた事がなかったのでショックです。その割には、皆さんロッカーに鍵をかけてないのも不思議です」
初めての経験に衝撃を受けた様子で、「皆さんは職場で何か盗まれた経験はないですか?」と問いかけた。(文:篠原みつき)
「お祝い金2人分をロッカーにしまってたらしいけど消えた」
傘ならば、筆者も病院など不特定多数の人が出入りする傘置き場で盗られた経験がある。しかし職場では10年以上、鍵をかけないロッカーを使っていても窃盗事件が起きたことはなかった。そんなことは当たり前だと思っていたが、トピ主が同じような経験を問いかけると、返信コメントは「お金です」をはじめ、そうした被害にあったり職場で見聞きしたりしたという声が次々に寄せられた。
「傘はよくあるんだよなぁ私も以前やられました」
「500円入った小銭入れを盗まれました」
「傘は何本もやられた。私物のボールペンとかフリクションも」
そのほか、誕生日にもらった高級スイーツを職場の冷蔵庫に入れて置いたら「食われた」という話から、
「20万盗られた人いた。同じ社内で結婚してそのお祝い金2人分をロッカーにしまってたらしいけど消えた」
というエピソードも。このとき全員の財布がチェックされ20万円持っている人もいたというが、「そのお金がお祝い金かどうかの証拠もないし、結局解決しなかった」とのことだ。なんとも後味が悪かったことだろう。
「数年後に現行犯で犯人捕まってた。同僚だった」
こうした窃盗事件があっても、会社がなかなか対応しないというコメントも目立つ。更衣室内は防犯カメラがつけられないため、鍵をかけないロッカーが狙われがちだと嘆く人も。ただ、あまりに続くと警察を呼んだり防犯カメラを設置したりというケースもあるようだ。
「前に働いてた職場は多すぎて警察呼んでた。その時は犯人わからず。数年後に現行犯で犯人捕まってた。同僚だった」
一緒に働く仲間が窃盗の常習犯だったとは、人間不信になってしまいそうだ。窃盗が頻発する職場に規模の大小は関係ないらしく、「500人規模の病院勤めですが一年くらい女子更衣室での窃盗が相次ぎました」とか、
「大手外資の本社勤務してた時、(中略)会議で30分席外しただけで何人も財布盗まれたり、コートやキャリーケースが盗まれる時間が月1以上発生してた」
と書く人もいて恐ろしい。コートを盗まれたら帰りが寒いし本当に困るだろう。この人は「社内でも基本貴重品は肌身離さず、文具もお気に入りのものは持って行かないようにしてたよ」と対策を書いていた。やはり同僚を疑いたくはないが、基本的に会社には盗まれては困るものを持って行かない、食べられたくないお菓子はすぐに食べる、というのが一番の対策だろうか。
※キャリコネニュースでは「職場で起こった窃盗事件」のエピソードを募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/IX3VN62M