来週最終回を迎える連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合/毎週月~土曜8時ほか)に主演する伊藤沙莉がオフィシャルインタビューに答え、本作について「『いろんな人がいていいんだ』という証しになったのかなと思います」とした上、「この作品がみなさんにとって、何かを考えるきっかけになっていたらうれしいです」と語った。
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本作は、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリー。困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を描いてきた。
主人公・寅子を演じてきた伊藤は「演じるにあたっても、セリフに書かれている以外の部分で『この人、本心ではどう思っていたんだろう?』と考える時間がとても多かったですね。そうしてぐるぐると考えを巡らせるところは、私自身と似ているところでもありました。寅子は少しずつ成長しながら、大きな失敗をたくさんしてきた人。私自身もこのドラマを通して、1人の人間として成長させていただきました。寅子でいられて、本当に幸せでしたね」と話した。
撮影は先日クランクアップを迎えた。「とっても濃い時間でした。このチームで作品を作ることができてよかったと改めて思いますし、撮影していたころに戻りたいです(笑)。昨日もよねさんと、そんな話をしていたんですよ!」と伊藤。
最後に視聴者に向け、「『虎に翼』は、『いろんな人がいていいんだ』という証しになったのかなと思います。そして放送中にもたびたび感じていましたが、『虎に翼』は視聴者のみなさんとともに歩んできたドラマでした。私自身もそうですが、登場人物を通していろんな考えを見聞きしながら『この考え方もおもしろい』、『これは初めての感覚だな』なんて思いながら、見ていただけていたのではないでしょうか。この作品がみなさんにとって、何かを考えるきっかけになっていたらうれしいです」とメッセージを寄せた。
連続テレビ小説『虎に翼』は、NHK総合にて毎週月~土曜8時ほか放送。