今年の9月で15周年を迎えた『仮面ライダーW』(2009年)。平成仮面ライダー2期の第1作目として制作された本作は、桐山漣と菅田将暉をW主演に起用し、街の平和を守る“二人で一人の仮面ライダー”仮面ライダーWの活躍を描いた。今回は「仮面ライダー」シリーズ屈指の人気作であり、後にアニメ化や舞台化もされた本作のキャストの現在を振り返っていこう。
【写真】『仮面ライダーW』メインキャストたちを写真でチェック
■桐山漣 左翔太郎/仮面ライダーW役
USBメモリ型の特殊なアイテム「ガイアメモリ」を用いて超人的な力を手に入れた怪人「ドーパント」による事件が続発する街・風都。この街にある鳴海探偵事務所の私立探偵をしている主人公・左翔太郎/仮面ライダーWを演じたのは、俳優の桐山漣で、当時は24歳だった。この作品を機にブレイクを果たした桐山は、その後ドラマ『ホンボシ~心理特捜事件簿~』(テレビ朝日系/2011年)や『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』(フジテレビ系/2011年)でさらに知名度を上げていき人気俳優となっていった。近年は映画『陰陽師0』(2024年)、放送中のドラマ『素晴らしき哉、先生!』(ABCテレビ・テレビ朝日系)に出演している。
■菅田将暉 フィリップ/仮面ライダーW役
翔太郎と一緒に変身することで仮面ライダーWになるもう一人の主人公・フィリップを演じたのは、当時16歳の菅田将暉だ。今や名実共にトップ俳優に上り詰めた彼は、本作が連続テレビドラマ初出演にして初主演作となる。持ち前の演技力で2013年に主演映画『共喰い』にて日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、2018年には『あゝ、荒野 前篇』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など、幾度も輝かしい功績を残した。来年1月には、主演を務めた映画『サンセット・サンライズ』の公開が控えている。また、プライべートでは2021年11月15日に女優の小松菜奈と結婚したことをそれぞれのSNSで発表。2024年3月9日、第1子が誕生したことを双方の所属事務所の公式サイトにて報告した。
■山本ひかる 鳴海亜樹子役
鳴海探偵事務所の所長・鳴海亜樹子を演じたのは、女優の山本ひかるだ。彼女は2005年に開催された「アミューズお姫様オーディション」で準グランプリを受賞し、2007年4月期放送のドラマ『わたしたちの教科書』でテレビドラマデビュー。本作で満を持してヒロインの座を射止めた。ヒロインながら常識を超えた行動力と柔軟な発想力を備える亜樹子はコメディなシーンも多く、マスコット的なかわいらしさもあった。私生活では、2024年1月にインスタグラムで結婚を発表。現在は女優のほかにプロ雀士としても活動している。
■木ノ本嶺浩 照井竜/仮面ライダーアクセル役
俳優の木ノ本嶺浩は、2人目のライダー・仮面ライダーアクセルに変身するエリート警視の照井竜役を演じた。照井はウェザー・ドーパント(井坂深紅郎)に家族の命を奪われたことから復讐を理由に戦い、ときには左翔太郎たちと激しくぶつかり合うこともあった。しかし、憎しみを振り切り、ウェザー・ドーパントを撃破してからは仮面ライダーWと協力し、多くのドーパント事件を解決。後に亜樹子と結ばれ結婚した。当時18歳だった木ノ本は、本作を機に様々なドラマ、映画に出演。2023年11月には、一般女性との結婚を発表し、今年6月には主演を務めたパニックスリラー映画『THIS MAN』が公開された。
引用:
「山本ひかる」インスタグラム(@hikaru0228yamamoto)
「木ノ本嶺浩」エックス(@kinomoto1122)