彼氏が極度のマザコンでドン引きした、という投稿が寄せられた。長野県の30代女性は以前、実家暮らしの男性と付き合っていたことがある。(文:長田コウ)
「30すぎで実家暮らしではありましたが、付き合う前は、職場が実家から近いのに家を出る必要がなかったからと思ってました」
可愛い姪と母親が崖からぶら下がっていたら……
大人になっても実家にいること自体はさほど珍しくないが、彼氏の場合は「とんでもないマザコン」気質だったという。彼は、「デート中でも母親に呼び出されたら帰ってしまう」ことも数回あった。当時をこう振り返った。
「深刻な要件ならいいのですが、(母親が)自分で運転していけただろう?というレベルの要件ばかり。今思えば『息子を取られる』と必死だったのかもしれません」
母親のほうも子離れできていなかった様子が窺える。ここまでは、まだ許せていた女性だが、後に「ドン引き案件」が起きたのだ。
それは、「彼の姪がらみ」だった。姉の子をとても可愛がっていた彼。デートに連れて来たこともあったくらいだ。そんな中、彼が勝手に「究極の選択」ゲームを始めたのだ。
「崖に〇〇(姪の名)とオカンがぶら下がってて、どっちかしか助けられないなら、オカンを助ける」
一人語りしだした彼に、女性は思わず、「なんで⁉」と聞いたそう。すると、彼の答えは、「(姪は)1人で生き残ってもかわいそうだから」。日頃から姪を可愛がっていたのに、この答えには、驚いたようだ。
「おかしいじゃないですか。姪と母親が崖っぷちという状況がもしあるとしても、姪には親がいるから1人じゃないし、『俺の子だと思って可愛がっている』とまで言っていたのに」
「助けたあとは自分で育てればいいじゃないですか?どっちも選ばないというならまだしも」
「なんでそんな意地悪を聞くんだ?」
こんな脈絡のない話をしてきたことに腹が立った女性は、こんな質問を投げかけた。
「じゃ、私とお母さんが崖にぶら下がってて、どっちか助けたらどっちかは死ぬならどっちを選ぶの?」
すると、どっちと答えるのでもなく、「なんでそんな意地悪を聞くんだ?」とキレたのだ。これには、女性もさすがに限界を迎えた。
「自分がはじめた話題にすら収集をつけられないのかと呆れ、『もういい。お母さんと末永くお幸せに!』と言って部屋から追い出しました。そして別れました」
女性は、「男は皆マザコン」であることを理解しつつも、「母を大事にするのと親離れできないのとは全く違う」と怒りを露わにした。今、思い出してもむかつくというから相当だったのだろう。
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