連休が多い9月は、国内旅行に出かけるという方も多いのでは。
特に金沢(石川県)は、散策が楽しいエリアが多いので、涼しくなってきたこれからの季節の旅行先にぴったり。
金沢には、兼六園や金沢21世紀美術館、近江町市場、茶屋街などさまざまな観光スポットがありますが、せっかく旅行に行くならその土地でしかできない体験と同時に、カタチに残る“もの”も手に入れられるとうれしいですよね。
今回は、特別な思い出とともに、一生大切にしたくなるお土産がGETできる場所、「to-an(とうあん)」をご紹介します。
金沢の陶芸スタジオ「to-an」「to-an」は、2024年4月、金沢にオープンした新感覚の陶芸スタジオ。
石川の伝統工芸である「九谷焼」がつくれる陶芸教室として、陶芸作家の吉岡正義さんが2003年に開設した「陶庵(とうあん)」が、全面リニューアルして誕生したスタジオです。
いまや陶芸体験ができるスポットはたくさんありますが、「to-an」の特徴は、同じ時間帯に参加した人たちとひとつのクラスになって作陶する“コミュニケーション”と、九谷焼についての歴史や、陶芸のプロセスを知る“学び”の体験ができるところ。
また、陶芸スタジオとは思えないくらいおしゃれな空間もポイントです。
手ぶらでOK。気軽に本格的な陶芸体験が可能「to-an」があるのは、金沢駅から少し離れた入江というエリア。駅からは車で10~15分ほどかかるので、バスかタクシーで行くのがおすすめです。
スタジオの中は、植物がいっぱいでおしゃれな雰囲気。
天井にはドライフラワーが吊り下げられていて、洗練されたおしゃれなカフェのような部屋で陶芸体験ができちゃいます。
また、貸出用のエプロンも用意されているから、手ぶらでOKなのもうれしいところ◎
陶芸のほぼすべての工程を75分で体験「to-an」の陶芸体験の所要時間は75分(税込6900円/1名)。
粘土のかたまりから陶芸に使用する土を自分で切り出すところから、水を加えてパンのように土をこね、電動ろくろで思い思いのカタチに成形していくところまで、うつわづくりのほぼすべての工程を体験できちゃいます。
どのようにカタチをつくっていくのかは先生が丁寧に教えてくれるので、不器用さんでも大丈夫。
せっかくなら、思い切って大胆なデザインにチャレンジしてみるのもいいかも?うまくいかなくても、時間内であれば何度だって成型し直すことができるので安心です。
ちなみに、ネイルが長い人は、第二関節の外側を使いながら成型すれば、土に穴を空けずにきれいなカタチをつくることが可能だそうですよ。
めずらしい施釉体験もできちゃうかも?また、通常うつわを焼いたあとに行われる施釉(うつわに釉薬をかける工程)も、すでに素焼きされたうつわを使用して体験させてもらえるんです。
こちらは参加者の中から代表で何人かだけやらせてもらえるので、もし指名されたらラッキー!
成型が完了して、施釉作業を体験したら、最後に自分のうつわに使用する釉薬を決めて陶芸体験は終了。
「to-an」では、金沢の情景をイメージした現代風の「九谷五彩」にゴールドとホワイトをプラスした7色からひとつ色を選ぶことが可能なので、ぜひ、作品にぴったりなカラーを選んでみてくださいね。
ちなみに、それぞれの色は金沢の情景をイメージしていて、ピンクは金沢駅の象徴でもある鼓門、ブルーは浅野川、イエローは千里浜、グリーンは兼六園、グレーは金沢城、ゴールドは百万石、ホワイトは雪吊りなんだとか。
色選びに迷ったら、お気に入りの金沢スポットをイメージしたカラーをチョイスするのもいいかもしれません。
完成品は後日郵送で◎焼き上がった自分だけのうつわは、後日郵送で指定の住所に送ってくれます。
通常約2カ月ほどで手元に届くので、「どんなできあがりになってるんだろう?」とワクワクしながら待つ時間も楽しいですよ。
また、うつわと一緒にto-anオリジナルのブレンドティー、またはto-an厳選の日本酒もつけてくれるという粋なサービスも。
自分でつくったうつわを最初につかうときに、味わってみるといいかもしれません。
せっかく旅行に行くなら、いつもとはちょっと違う体験をしたいという人にぴったりのto-an。
体験料も、配送料やお土産込みで1人6900円ととってもお手頃なので、この秋、金沢旅行に行かれる方は、行き先候補のひとつにリストアップしてみて◎
to-an(とうあん) 住所:石川県金沢市入江2-401 営業時間:10:30~16:30(要予約) 定休日:不定休 公式HP:https://to-an.jp/ 陶芸体験 所要時間:75分 料金:税込6900円/1人 3部制(各回 定員6名)①10:30~11:45 ②13:00~14:15 ③15:15~16:30