今年1月に退位したデンマークのマルグレーテ女王が、現地時間9月18日に、フレデンスボー宮殿で転倒し、病院に運ばれたそうだ。
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Peopleによると、「マルグレーテ女王は昨日夕方フレデンスボー宮殿で転倒し、デンマーク国立病院に運ばれました。女王は元気にしていますが、状況を鑑みて、経過観察のため一時的に入院しています」と王室の報道官が声明で発表したそうだ。
フレデンスボー宮殿は、王族の夏の居城として知られる。女王は19日に、自身も学んだオーフス大学の考古学部創立75周年を祝うイベントに出席する予定だったが、入院したことを受け、取りやめとなったという。
84歳のマルグレーテ女王は、昨年大みそかの演説で、デンマーク王室で初めて存命中に退位することを発表。1月に退位し、長男のフレデリック国王に王位を譲った。かつては、イギリスのケンブリッジ大学で先史考古学の学位を取り、もし女王にならなければ、考古学者になりたいと思っていたそうだ。