職場ではジェンダーギャップを減らす試みが行われているが、いまだにひどい差別を受けている女性もいるようだ。埼玉県の20代後半の女性(営業)は、職場に営業職の女性が一人しかおらず、同僚の男性から「女がやれよ」と雑用を押し付けられていると告白した。さらには、
「女は仕事取りやすいからいいよな」
と暴言も吐かれたそうで看過できないだろう。(文:天音琴葉)
「なんでこいつが同期なんだよ、よく会社に入れたな」とも
同僚の女性蔑視はこれだけにとどまらない。
「他にも『なんでこいつが同期なんだよ、よく会社に入れたな』など人格否定な言葉を言われたことがあります」
と打ち明けた女性は、物を盗まれたこともあったという。上席に相談したものの「同期なんだから仲良くしろ」と言われる始末で、それどころか会議の席で、
「女性は男性と違い、産休や育休を取るんだから復帰した際に同僚と同じレベルに立てるように男性より仕事をしろ」
と詰められたこともあったそう。男性たちがニヤニヤしながら聞いている光景が目に浮かぶようだ。上司の言わんとすることはわからなくもないが、一対一で話すべきであり、言い方にも気を配る必要があっただろう。
「女性は私1人のため『イベント等にも女だから出ろ』と言われることが多く、通常業務の妨げとなり困っています」
と投稿を結んだ女性。同期に限らず職場全体に女性蔑視が染みついているのだろう。
差別は言語道断だが、そうでなくても紅一点の職場はきついものだ。男女比のバランスが取れた職場のほうがやはり働きやすいだろう。この職場でも女性を増やすことができたらいいのだが……。
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