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【体操】パリ五輪3冠の岡慎之助“無休宣言”「出られる試合は全部出る」体操の普及発展に燃える

2024年09月19日 21:07  日刊スポーツ

日刊スポーツ

祝勝会に参加したパリ五輪体操、トランポリン代表。前列左から2人目が橋本、3人目が岡

体操男子でパリ五輪3冠の岡慎之助(20=徳洲会)が“無休宣言”で体操界を盛り上げる。19日、都内で日本体操協会主催の祝勝会に出席。「試合は、出られるものはもう全部出ていく。1日、2日休めば体はばっちりな20歳なんで!」と笑顔で声を張った。パリでは団体総合、個人総合、種目別鉄棒を制したが、燃え尽きるどころか、意欲は燃えるばかり。長期休暇の必要を聞かれると、「1週間もらえればいいかな」と快活に望んだ。


閉幕して1カ月強。すでに3試合に出場した。今月上旬の国民スポーツ大会、15日には全日本シニアで徳洲会の団体優勝に貢献し、鉄棒では新技「リューキン」を成功。翌16日には種目別で争う男子スーパースペシャリスト選手権の平行棒で圧勝。フランスで見せた強く、美しい演技を日本のファンの前でも披露してきた。同時に約50件の取材、出演にも応対してきた。


この日、日本協会から特別加算分を含めて480万円の報奨金を贈られることも決まり、日本オリンピック委員会(JOC)の1600万と合わせて2000万超えとなった。「どんどん新しい技にチャレンジしてもっと強くなりたい」と貪欲さも増すばかり。「体操の普及、発展につながるように頑張っていく」と燃え続ける。【阿部健吾】