映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の吹替えキャストが19日に発表され、ジョーカーを追い詰めるハービー・デント検事を俳優の山田裕貴が務めることが決まった。都内で行われた吹替えキャスト発表トークイベントに出席した山田は、ジョーカーの吹替えを担当する平田広明から「責任重大だぞ」とプレッシャーをかけられてのアフレコだったことを明かした。
【写真】アフレコに挑む山田裕貴
映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、2019年に公開され社会現象になった『ジョーカー』の続編。前作同様トッド・フィリップスが監督を務め、ジョーカー役もホアキン・フェニックスが続投。心優しき男が、スーパーヴィランのジョーカーとして社会を震撼させたその後を描く。
山田は前作の『ジョーカー』公開時から「ハマりすぎて、好き好き言っていた」と振り返ると「山田裕貴の自己肯定感の低さからの自信のなさなどがあり、とにかく作品に共感できる部分が多く、(ジョーカーに心を持っていかれてしまいそうで)危ないなと思うぐらい……」と激ハマりしてしまったという。
そんな作品に吹替え声優として参加することになった。山田は「好き好きと言うことは大事だと思うのですが、あまりに好き過ぎるとリスペクトが勝ちすぎて『いやいや、俺なんかやっちゃダメだ』っていう気持ちが出てしまうので」と冷静な視点で作品に向き合ったというが「それでも好きな作品に出られるというのは嬉しいです」と気持ちを吐露する。
アフレコの前には、過去に何度も作品を共にし、本作でもジョーカー役の吹替えを務めた平田広明から「『責任重大だぞ』とDMをいただいたんです」と明かすと「ハービーという役は、どんどん先に進むと……」と原作での立ち位置を匂わせると「今後もいろいろあるんですか……と思わせてくれるような役どころを任せていただいて嬉しかった」と笑顔を見せていた。
本作のロンドンプレミアに参加予定だという山田。「(ホアキンに)会えるんですよね。いつかホアキンさんに会える人生だなんて思ってもいなかったので、やばいっすよね」と目を輝かせると「もし自分が出演している作品で観てもらえている可能性があるとしたら『ゴジラ-1.0』かも。観ましたか?って聞いてみようかな」と興奮気味に語っていた。
イベントにはTikTokクリエイターのしんのすけも参加した。
映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、10月11日公開。