Text by CINRA編集部
2025年NHK大河ドラマ『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』に安田顕が出演することが発表された。
同作は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子として生まれた蔦重こと蔦屋重三郎が貸本屋から身を興して「江戸の出版王」に成り上がり、時世は移り変わって幕府から弾圧を受けながらも筆の力で戦い続ける姿を描いた作品。横浜流星が蔦屋重三郎役を演じる。作は森下佳子。
安田顕が演じるのは本草家、戯作者、鉱山開発者、発明家の平賀源内役。先進的なアイデアを次々と思い浮かべては、その実現のため日本各地を巡り、成功と失敗を繰り返し、ときに山師ともよばれる。その発想に渡辺謙演じる田沼意次もほれ込み、蔦重も吉原に再び客を呼び寄せようと、江戸の有名人になっていた源内に仕事の依頼をすべく接触を試みる。
【安田顕のコメント】
脚本の森下佳子さんから、お声がけいただいたと伺っています。
そんな嬉しく冥利に尽きることはありません。
心して、演じさせていただきます。
横浜流星さんと初めてご一緒しました。
真面目、実直でいながら、やんちゃな匂いもする魅力あふれる方。そんな印象を抱いています。
あと、渡辺謙さんとご一緒できるのは、やはり光栄至極です。
理由は、言わずもがな!
(平賀源内を演じてみて)天才と呼ばれる人たちは周りから見た時、ちょっと違うというか。
会話がちょっとズレつつも、ユーモアに溢れ、愛嬌のある方だったのかなと解釈しています。
なにがあっても、生きていくのですから。
どうせなら、楽しく向き合いませんか、と。
そんなことを思わせてくれる作品です。
些細でも重大でも、軽妙洒脱に。
奥歯噛み締めて、涙堪えて、人に優しく。
「てやんでえ!べらぼうめ」。
『べらぼう』、是非、ご覧ください。