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うつ病を公表のサカナクション山口一郎「休み」のすすめ

2024年09月19日 11:01  日刊スポーツ

日刊スポーツ

サカナクション山口一郎(2021年10月撮影)

うつ病を公表したロックバンド、サカナクションのボーカル&ギター、山口一郎(43)が19日までに、インスタグラムを更新。休息についての思いをつづり、フォロワーから共感の声が相次いだ。


山口は「『しっかりと休む』という技術を習得している人に憧れる」と書き出し、「僕にとって休むとは『ただ寝る』だった。病気と対峙している渦中だから、寧ろ寝ることしかできなかったのだけれども、病気になる前からそうだったと思う。気の許した人と会う時も、家族と会うとしても、誰かと何かをするという時点で『休み』とは感じなくなっていた」と、自身の休日や静養中の過ごし方について振り返った。


そうした自身とは対照的に「休むレベルが高い人は、休日にハードな運動をしたり、朝から人と外出し、歩いたり、食べたり、話したりしている。僕からするとそういう人達は、休みのエキスパートだ」。現在、バンドの制作やレコーディングが始まっているが、自身はうつ症状の“揺り戻し”に悩まされる中、「今までよりメンバーに委ね、頼っている。その分、療養に時間を充てさせてもらっている」状況だといい、「ただの『療養』から『休む』に昇格させたい。『休む』という実感を得たい」と切実な思いをつづった。


この投稿に、「とてもとても良くわかります。メンタル不調で休職中ですが、好きな人と好きなことをしても疲れてしまいます」「私も休みに何かしようにも結局疲れちゃうから外出るのちゅうちょしちゃいます、、」「同じく休むのが下手すぎで…私もスイッチの切りかたがわからないのです」などといったコメントも寄せられた。