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菅田将暉主演『Cloud クラウド』インスパイアソング[Alexandros]の「Boy Fearless」映画版スペシャルMV解禁

2024年09月19日 09:10  クランクイン!

クランクイン!

映画『Cloud クラウド』ポスタービジュアル (C)2024 「Cloud」 製作委員会
 菅田将暉が主演し、黒沢清が脚本・監督を務める映画『Cloud クラウド』より、[Alexandros]が本作のために書き下ろしたインスパイアソング「Boy Fearless」の映画版スペシャルMVが解禁された。

【動画】菅田将暉「映画とのセッションが楽しみ」 [Alexandros]×『Cloud クラウド』インスパイアソング「Boy Fearless」映画版スペシャルMV

 本作は、世界中がネットでつながる“いま”しのびよる日常と隣り合わせの恐さを描くサスペンス・スリラー。第81回ヴェネチア国際映画祭で観客を熱狂の渦に巻き込んだワールドプレミアにつづき、第49回トロント国際映画祭での北米プレミア、そしてアジア最大級の映画祭・釜山国際映画祭などへの出品が続々と決まり、第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品にも選出されている。

 転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田将暉、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じている

 解禁されたMV映像では、主人公・吉井(菅田)の「転売屋」としての日常と、知らない間に“狩りゲーム”の標的となり、どんどん日常が壊されていく様子が、交差するように映し出される。吉井を狙う“匿名の集団”の姿も一部明らかに。彼らが手にしているのは「銃」。窮地に追いやられる吉井は、やがて壮絶な銃撃戦へ巻き込まれていく。

 誰が誰を狙っているのか、どこから狙われているのか。一瞬も息を付けないスリルにあふれる映像が、映画の世界を拡張させる楽曲とともに展開していく。MVのラストは、吉井の心情を表現した楽曲のワンフレーズ「I won't hesitate to shoot(俺は容赦なく撃つ)CLICK(クリック)」とリンクさせ、吉井が銃を構えた場面で完結する。これまで怯え逃げ惑っていた姿から一変、銃口を向けた吉井の鋭い表情に注目だ。

 前半はひたひたと冷徹なサスペンススリラー、そして後半はソリッドなガンアクションと、劇中でテイストが変わる構成で観客を呑み込んでゆく本作。その映像世界の一部が体験できるMVに仕上がっている。

 90年代に黒沢清監督の『CURE』と出会って以来の黒沢作品の大ファンという[Alexandros]の川上洋平は、今回のオファーについて「光栄でした。黒沢清監督は『CURE』からのファンです。今までの作品ももちろんですが、本作も大好きでした。この映画の曲を作るのかと思うと興奮してすぐに地下室に篭り作り始めました」と喜びを明かす。

 楽曲「Boy Fearless」については、「この映画の不気味さをどう表現しようか、と考えた時にまず思ったのが『捲し立て』でした。主人公が転げ落ちていく様をヒップホップというよりはグライムと呼ばれる英国特有のラップの風味を取り入れてみました。さらに不協な音を所々まぶしております。ライブでもアガるようなトラックになりました。ぜひぶち上がってください」と解説。

 そして本作については、「最高に不気味なアクションムービー。ジワリジワリと危険に晒されていく主人公にいつのまにか自分を重ねてしまいました。そしてこの映画は怖さに加えてとにかくカッコいい。そこが黒沢清監督としては新鮮でしたね。そして役者さんたちがとにかく良い味出してましたね。菅田将暉さんを始め、役者さんたちの新たな一面が観れるはずです」と絶賛した。

 主演の菅田は、今回のインスパイアソングについて「軽快な低音から始まるスリルと色気のある声が脳みそに直接語りかけてきて頭から離れません。ノレたり怖くなってきたりまた踊れたり…。映画『Cloud』とのセッションが楽しみです」とコメントを寄せた。

 7月に解禁された予告編で楽曲の一部が披露された際、黒沢監督は「凄いスピードで物事が次々と進行する快感と不安とを同時に感じました。もっと先が知りたい、でも知るのが恐い…。それはまさに私がこの映画で観客に味わって欲しかった感情そのものです。見事という他ありません」と大絶賛のコメントを寄せている。

 映画『Cloud クラウド』は、9月27日より全国公開。

 菅田将暉、[Alexandros]川上洋平のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■主演・菅田将暉

 軽快な低音から始まるスリルと色気のある声が脳みそに直接語りかけてきて頭から離れません。ノレたり怖くなってきたりまた踊れたり…。映画『Cloud』とのセッションが楽しみです。

■[Alexandros]川上洋平

――黒沢清監督作品へ楽曲提供することについて。

 光栄でした。黒沢清監督は『CURE』からのファンです。今までの作品ももちろんですが、本作も大好きでした。この映画の曲を作るのかと思うと興奮してすぐに地下室に篭り作り始めました。

――本作『Cloud クラウド』をご覧になったご感想。

 最高に不気味なアクションムービー。ジワリジワリと危険に晒されていく主人公にいつのまにか自分を重ねてしまいました。そしてこの映画は怖さに加えてとにかくカッコいい。そこが黒沢清監督としては新鮮でしたね。そして役者さんたちがとにかく良い味出してましたね。菅田将暉さんを始め、役者さんたちの新たな一面が観れるはずです。

――今回の楽曲制作について。

 この映画の不気味さをどう表現しようか、と考えた時にまず思ったのが「捲し立て」でした。主人公が転げ落ちていく様をヒップホップというよりはグライムと呼ばれる英国特有のラップの風味を取り入れてみました。さらに不協な音を所々まぶしております。ライブでもアガるようなトラックになりました。ぜひぶち上がってください。