人は許せないという感情を抱いているとき、想像以上に疲労するものだ。できることなら早く忘れたほうがいい。だが埼玉県の30代前半の女性は、「いっぱい許せない人がいます」と打ち明け、そのなかでも強い恨みを抱いている相手について次のように明かした。
「訪問入浴の事業所に勤めてたときです。その上司に事故の濡れ衣を着せられたことです」
上司が部下に責任をなすりつけることはあってはならないだろう。(文:天音琴葉)
「一生忘れることはない」
上司の運転する車で利用者の家に向かったときのこと。利用者から事前に、「道路工事しているところがあるから気をつけて」と連絡をもらっていた。ところが上司について女性は、「あまり運転は上手じゃなく有名」というだけあって、車庫に前向きで入ろうとした際に上司は車を擦ってしまったのだ。
後部座席に座っていた女性は擦った音に気づいたものの、上司は気がつかなかったようだ。結局、前向きでは無理だと判断し、バックで入り直したものの、利用者の車庫を傷つけてしまい、謝罪することになった。そして業務を終了しようとしたとき、上司から耳を疑うようなことを言われたのだ。
「私がバックのときに誘導したせいだと言われ、理不尽な叱責をされました」
始末書は運転した上司が書いたものの、女性は責められたことを到底納得できないままでいたようだ。後日、業務連絡を通してこの件を知った職員から聞かれたため、女性は真相を話したら、「あなたのせいじゃないよ」と励まされたものの、「一向に上司の謝罪なし」だった。
「もうすでに退職して別の職種にしましたが一生忘れることはないし、濡れ衣を着せること自体したくもされたくもないなと教訓を得ました」
と結んだ女性は、転職したものの怒りが収まらないようだ。しかし、もう接点のない相手をいつまでも恨み続けることは生産的とは思えない。この投稿をきっかけに前を向けたらいいのだが。
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