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世界初 規格外ココナッツから100%バイオマス由来のSAF(持続可能な航空燃料)の製造に成功 担当者「量産に向けて前進した」

2024年09月18日 19:06  TBS NEWS DIG

TBS NEWS DIG

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NEDO=「国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構」と「日本グリーン電力開発」などが、食用には適さないココナッツからオイルを絞り、そこから100%バイオマス由来のSAF=「持続可能な航空燃料」を製造することに成功したと発表しました。

SAFは“次世代航空燃料”として期待されていますが、2022年の時点で、世界のジェット燃料供給量のわずか0.1%ほどで、今後の量産と普及が急がれています。

研究チームが使用したのは、食用に適さない、いわゆる「規格外のココナッツ」です。ココナッツは全世界で年間7000万トンから1億トン生産されていますが、その3割は未成熟であったり、芽が出てしまったりで、食用に適さないとされています。

NEDOの担当者は、「この開発により、生産効率やコスト、環境面で優位になるSAFの量産に向けて前進した」としています。