KinKi Kidsの堂本剛が18日、都内で行われた映画『まる』(10月18日公開)完成報告会に登壇した。共演の森崎ウィンいわく撮影でクレーンゲームに勤しんでいたという堂本は「日を追う事に5個、6個、7個と腕があがっていった。吸収する力がすごく早いんです」と胸を張って報告した。
【写真】仲良し!笑顔で写真に応じた堂本剛と綾野剛
獲得したのは人形だったそうで「どんどんたまっていきまして。劇中でご一緒した小さいお子さん、女の子と人形の話になって僕がゲットしたのがゴールドの人形だった。たまたまその子が大きいバージョンもってて。『いいなぁ』って。ゴールド持ってないというんで合間に家まで戻って、現場にすぐ戻ってわたしたんですよ」と気遣い。
さらに「『これ、私のあげる』って大きいのをくれて。大きいのとゴールドを交換するという感動的なシーンを生んだんです」と心温まる交流を明かした。「今もその人形を持ってる」という堂本だが、荻上直子監督が「かわいくない人形ですよね。ブッサイクな」とイジられた。
「見た目ね(笑)でもまぁたしかにかわいくはないのかもだけどそれがまたかわいい」と苦笑する堂本に共演の綾野剛は「かわいさは人それぞれですし」とフォロー。森崎も「そこまで発展してたとは」と驚いていた。
27年ぶりの映画主演となる堂本が演じるのは、美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕のケガが原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める奇想天外な物語。
このほか、小林聡美、吉岡里帆らも参加した。