Netflixでサッカー選手としてのキャリアを振り返るドキュメンタリー『ベッカム』を公開し、見事エミー賞を獲得したデヴィッド・ベッカム。製作過程を振り返り、自分もヴィクトリアもナーバスだったと振り返った。
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Varietyによると、現地時間9月17日にロンドンで開催されたRoyal Television Society にて、ベッカムはドキュメンタリーについて語り、「心配したし、ナーバスになった。ヴィクトリアもナーバスになった」とコメント。「製作過程のほぼすべての瞬間が嫌だった。本当に困難だった」と続けたそうだ。
昨年10月、4話構成で配信された『ベッカム』では、幼くして実力を認められたベッカムが、サッカー選手として掴んだ成功と挫折、それに伴う家族の物語が描かれた。仏ワールドカップでレッドカードを受け戦犯呼ばわりされたことや、浮気疑惑、ヴィクトリアがサッカーファンから目の敵にされていたことなど、デヴィッドとヴィクトリアにとっては楽しいとはいいがたいエピソードが赤裸々に明かされた。
「ドキュメンタリーを作るという事実を受け入れるまで時間がかかったけれど、実現したい理由もいくつかありました。引退した時点では、自分のキャリアや起きたことについて、話す準備が出来ていなかった。だけどパンデミック中にドキュメンタリーが数多く制作され、僕のサッカー引退から10年記念も控えていた」「人は自分が思っているほど、僕らを本当には理解していないし、僕らもオープンにしてこなかった。明かすのにふさわしい時機があると分かっていたんだ」。
デヴィッドは、近年製作会社Studio 99を立ち上げ、『ベッカム』も手掛けている。このドキュメンタリーは、完全に監督のフィッシャー・スティーヴンスの手に委ねたと語るが、彼とヴィクトリアは「結果に満足している」そうだ。Studio 99では、スポーツをテーマにした作品を数々発表しており、この後はNetflixにて、ヴィクトリアを取り上げるドキュメンタリーを製作する予定。