三つ子の魂百までと言われるように、年をとっても持って生まれた性格は変わらないもの。いくら幼なじみでも合わないと感じたら、早めに離れるほうがお互いのためになるだろう。
投稿を寄せた愛知県の40代女性にはかつて、「保育園からの腐れ縁の友人」がいた。マイペースで自分優先な性格だった彼女と、投稿者は長年にわたり付き合いを続けてきたが、ついに20歳のときに絶縁を決意する出来事が起きたのだった。
複数の友人たちと夜遅くにカラオケに行った際、「やっぱり帰る」と言い出した彼女を放って置けなかった投稿者は、車で送ってあげることにした。ところが駐車場には暴走族がたむろしていたため部屋に引き返そうとしたが、彼女は衝撃の行動に出たのだった。
「(友人が)あろうことか集まってる暴走族に笑顔で手を振っている……」
彼女には暴走族の中に知り合いがいたのかもしれないが、状況がわからない投稿者は恐怖を感じたようだ。暴走族の数人が近づいてきたため、投稿者は慌てて車に乗り込み発進させるも、後ろに停まっていた車にぶつけてしまった。その車も反社の車で、絶体絶命のピンチに立たされたのだった。
すると彼女は今度は何を思ったのか、「歩いて帰るから大丈夫だよ」と言い、一人で帰ってしまったのだ。そんな彼女を見て、投稿者はついに鬱積した感情が爆発したのだろう。こうして彼女との絶縁を決めたところまでは【前編】で伝えた通りだが、それから10年が経ち、二人は再会したのだった。(文:天音琴葉)
翌日上機嫌で帰り、すぐに「また泊まりに来たい」
その当時、投稿者は一人暮らしをしていた。絶縁したかつての友人に「遊びに来たい」と言われ、10年ぶりということもあり温かく迎えたようだ。我が儘だった彼女も成長して変わったかも……と淡い期待を抱いたのだろう。しかし初っ端から裏切られることとなる。家に来た彼女は、
「手土産も無く、用意した手料理を平らげ寛ぎ、結局、泊まることに。着替えも何も持って来ていないので、私(投稿者)が全部用意して、泊めてあげましたが。食べたら、食べっぱなし。片付けも、布団の用意も何も手伝わずにお客さんモード」
と不遜な態度だった。そして翌日、上機嫌で帰っていった彼女を見て、「まぁ。久々だし。良いか」と思っていたら、すぐに彼女は「また泊まりに来たい」と言ってきたのだった。上げ膳据え膳だったから、すっかり味を占めたのだろう。
「何も用意せずに来る気満々だったので、キッパリ断わって、その後、連絡も断ちました。何処までも、迷惑ばかりかけられて、悪びれない彼女に呆れ、年齢を重ねれば少しは変わるかと思えば全く変わらない姿に、これ以上無理して付き合う必要は無いと、見切りをつけれて良かったと思います」
と結んだ投稿者。自分しか見えていないような友人と付き合うと、振り回されて消耗する。また、こういう相手には、はっきりと言葉や態度で絶縁する意思を示さないと伝わらないものだ。直接伝えるのが苦手という人の場合は、着信拒否やSNSをブロックして、完全に連絡手段を断ち切るといいだろう。
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