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個人向け国債は、どこで買えるの? お得な買い方はある?

2024年09月18日 11:31  All About

All About

皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。今回は、個人向け国債の購入の仕方についてです。
お金のこと、難しいですよね。老後の不安から、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人も多いのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。

今回は、個人向け国債の購入の仕方についてです。

Q:個人向け国債は、どこで買えるの? お得な買い方は?

「個人向け国債というものの金利が上がったと聞き、買ってみたいと思います。銀行に100万円入っているのですが、個人向け国債はどこでどうしたら買えるのでしょうか? キャッシュバックキャンペーンのようなものもあると聞いています」(匿名希望)

A:銀行や証券会社等、さまざまな金融機関で取り扱いがあります。キャッシュバックキャンペーンも確認してみましょう

個人向け国債は、銀行や証券会社など、さまざまな金融機関で取り扱いがあります。購入できる金融機関は財務省のホームページで確認できます。

個人向け国債を購入するときは、金融機関で個人向け国債の取引用の専用口座を開設することになります。

購入手順は金融機関によって違いますが、以下のような流れを覚えておいてください。

【1】お金を預けている、またはお金を預けたい金融機関が、個人向け国債の取扱金融機関になっているか確認する。

【2】個人向け国債の取り扱いがあり、購入する場合は、個人向け国債の取引口座を開設する(必要な書類:健康保険証など本人確認できるもの、印鑑等)。

【3】個人向け国債を購入する。

個人向け国債の購入に手数料はかかりませんが、口座管理手数料がかかる場合があります。口座管理手数料が無料の金融機関を利用するようにしましょう。

まずは相談者が100万円を預けている銀行で、個人向け国債を取り扱っているかどうか確認してみてはいかがでしょうか。

さらにお得な買い方としては、個人向け国債の購入に際し、「個人向け国債 購入キャンペーン」を行っていることもあります。ネット系銀行では「50万円以上の購入の方にもれなくキャッシュバック」などもあります。ある程度のまとまった金額で購入することを検討される方は、キャンペーンを実施している金融機関を選ぶとよいでしょう。

なお、個人向け国債は、発行から1年間(2回目の利払日の前営業日まで)が過ぎれば、中途換金ができますし、元本割れになることはありません。しかし、1年以内に換金が必要になったときは「中途換金調整額」が差し引かれてしまいます。そうならないためにも、無理のない金額での購入を検討しましょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方、心豊かに暮らすための情報を発信しています。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))