視覚的な柔軟性とクリエイティブな自己表現　新ブランド「Flexible Visual SPCE」がデビュー

　デザイナーのジョン・ジュン・ジェイムス（John June James、以下JJJ）が手掛けるブランド「フレキシブル ヴィジュアル スペース（Flexible Visual SPCE、以下FVS）」が2025年春夏シーズンでデビューした。現在公式サイト上でファーストコレクションのオーダーを受け付けており、デリバリー時期は2025年2月から4月頃を予定している。

　FVSのコンセプトは、「視覚的な柔軟性」、「クリエイティブな自己表現」、「アートとファッションの融合」、「サステナビリティと革新」、「ジェンダーフイルド」。ブランド名の「Visual SPCE（Visual Space）」は、視覚的な空間や領域を意味し、ブランドの特徴である鮮やかな色彩や大胆なシルエットといった視覚的な遊び心を表現している。「Flexible」は、着る人によって異なる解釈やスタイリングが可能な様々なスタイルを尊重するデザインのことを示している。アートピースのように、着用者の自己表現のツールとなる服であり、ジェンダーにとらわれないデザインの提案を目指しており、素材の選定や製造過程でもサステナビリティを意識した環境に配慮した製法を採用している。
　JJJは、アイルランド出身で幼少期をイギリスと韓国で過ごし、アメリカに移住。青年期の多くは東京で過ごし、特に裏原カルチャーから大きな影響を受けた。様々な国での生活を経験したJJJは、自らのアイデンティティを「変化と融合」だと説明。グラフィカルなデザインを得意とし、ファッション、グラフィック、美術、音楽といった多様なジャンルを横断したデザインを展開している。
　ファーストコレクションはTシャツ（6000～2万5000円）、フーディー（1万3000円）、スカート（8000円）、スウェットパンツ（1万1000～1万6000円）といったアパレル、キャップ（5400～1万1000円）、バンダナ（2500円）、ソックス（2500円）などの小物類で構成した。

◾️Flexible Visual SPCE：公式サイト