King & Princeの永瀬廉が16日、都内で行われたアニメ映画『ふれる。』完成披露試写会に、坂東龍汰、前田拳太郎、長井龍雪監督、脚本の岡田麿里、キャラクターデザインの田中将賀と共に出席。オーディションで役を得たときの喜びを語った。
【写真】舞台挨拶で笑顔を見せる永瀬廉
本作は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』『空の青さを知る人よ』の青春三部作を手がけた、監督:長井、脚本:岡田、キャラクターデザイン・総作画監督:田中の3人が贈る、オリジナル長編アニメーション最新作。
同じ島で育った幼なじみ、秋(永瀬)と諒(坂東)と優太(前田)。東京・高田馬場で共同生活を始めた3人は、20歳になった現在でも親友同士。それは島から連れてきた不思議な生き物「ふれる」が持つテレパシーにも似た力で趣味も性格も違う彼らを結び付けていたからだ。お互いの身体に触れ合えば心の声が聴こえてくる。それは誰にも知られていない三人だけの秘密。しかし、「ふれる」に隠されたもう一つの力が徐々に明らかになるにつれ、三人の友情は大きく揺れ動いていく。
オーディションで選ばれたという永瀬、坂東、前田。脚本の岡田氏から「本当にびっくりしました。キャラクターにぴったりということもあるんですけど、ぴったりというだけじゃなくて、このキャラとこの声が合うとこんなに人としてそこに立つんだな、とすごく感じました。本当に生きているキャラクターにしていただいてありがとうございます」という言葉が送られると、永瀬は「うれしい。照れるよなぁ。がんばってよかったなと思うもんね」と坂東と前田と喜びをわけあった。
永瀬は「オーディションは今まであまり受けたことがなくて。受けてみたいと思っていました」と前置きし「受けるだけでもすごく光栄なことだったので、できることは全部しましたけど、受けれただけで最悪落ちてもいいやくらいのテンションでいってたんです」と回顧。できることはすべてしたのでやり切ったと言い「その後、何日かしてマネージャーさんから『秋決まったよ』といただいたときは、すっごい、めっちゃめちゃうれしかったです」と笑顔を見せた。
マネージャーからの連絡を受けたときは「表参道を歩いてた」そうで「それで電話を受けて『マジ!?』みたいな。すごいうろうろしちゃって。ある意味注目を浴びちゃってたかもしれないです」と述懐。「我を失っちゃうくらいうれしかったです」と喜びを表現した。
アニメ映画『ふれる。』は、10月4日より全国公開。