職場で同僚からあからさまに不機嫌な態度をされたら、「大人なのに……」とドン引きしてしまいそうだ。北海道に住む20代後半の女性は、「職場の送別会」を巡って起きた印象的なドン引きエピソードを明かした。送別会を前に幹事役として職場のみんなに相談をしていると……
「一人の派遣さんが不快そうな顔で『いいんじゃない?もうあなたの好きにしなよ』という言い方をしてきて、私はびっくりしてしまいました」
はっきりと不機嫌さが伝わる態度だったようだが、一体何がそんなに気に入らなかったのか。(文:篠原みつき)
「私が出した案」「あなたがまとめた案」を選んでもらいましょうとチャット
そもそも最初は、幹事が誰と明確には決まっていなかったようだ。
「これまで飲み会・送別会・歓迎会などの幹事をやってくれていた方が退職することになり、次の幹事はどうするのか、という空気がありました。入社年順で言えば自分がやるのが妥当かと思い、みんなにメールを送る前に水面下で企画が動いてないか先輩に確認しました」
あらかじめ、幹事や企画がかぶらないか確かめた女性。先輩からは「ちょうど誰か言い出すかな、と待ってたところ」と返事が来たため、女性が幹事役となる流れになった。全体へ企画メールを送ることや、「初めてで分からないことも多いので、サポートして頂けるとありがたいです」と伝えて了承をもらった。
企画のメールを送った後、数名から「協力するよ」と連絡をもらい「すごく親切な人が多くてありがたいな」と感じていたそう。そこで、職場で勤務時間中に数人で相談をしていたのだが……。
「お店について案がいくつか出てきて、駅近だしここがいいんじゃないか、といことで話がまとまりそうになった時です。一人の派遣さんが不快そうな顔で『いいんじゃない?もうあなたの好きにしなよ』という言い方をしてきて、私はびっくりしてしまいました」
いつもは親切な人なので、「話しかけるタイミングが悪かったかな?」と思った女性は、一旦離席して自分の仕事に集中することにした。
挑戦?チャットで「私が出した案」「あなたがまとめた案」を選んでもらいましょう
女性が2時間後くらいに自分のパソコンに戻ると、その派遣社員から個人チャットが来ていた。
「『先程の話ですが、(1)私が出した案 (2)あなたがまとめた案 で主役本人に聞きます。それで選んでもらいましょう』と、書かれていました。確かに食べたいものを食べてもらうのが良いので、お願いしますと返信しました」
なぜか後出しで張り合うように提案されたが、女性は素直に受け入れた。その後、再びその派遣社員からグループチャットに連絡があり、結果をこう告げられた。
「(1)が選ばれたので私が予約しに行きます」
派遣社員の案が採用されたわけだが、店の予約は本来であれば全体に相談後、幹事がするべきだろう。しかしすでに決定事項の様相だ。他の人からは異論も出たという。
「『(1)だと駅から遠いし、他の人にとっても良くないんじゃないか』という心配の声が上がりましたが、本人が選んだからいいだろうということで落ち着きました。その後も寄せ書きとか贈り物とか何かと提案しては他の人の話を聞かない状態で、『あれ、こんな人だったっけ?』と思いながら週末に突入しました」
女性にとって戸惑うことの連続だったが、休日に入りさらに驚くことがあったという。【後編へ続く】
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