isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2024年下半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週の星座占いを全文読みたい方はこちらをタップ 今週のおひつじ座の運勢illustration by ニシイズミユカ
なんにもないところから
今週のおひつじ座は、自分自身を自由な世界へと連れ出していこうとするような星回り。
戦後日本を代表する評論家で知識人であった橋本治の遺稿を元に編まれた『「原っぱ」という社会がほしい』(2021)には、1992年に刊行された『ぼくたちの近代史』に収録された「原っぱの論理」という講演録が再録されており、序文を書いた内田樹によればそれは「この講演が橋本さんの生き方をとてもストレートに語っていたから」だろうと。
で、橋本がいう「原っぱ」というのは何の事かというと、彼が子供の頃に住んでいた杉並にあった現実の空き地ことだけじゃなくて、もっと広い意味で言っているわけです。
あなたもまた、いっそ原っぱで遊んでいる子供たちの一人になったつもりで、思う存分ワーワーキャイキャイしてみるといいでしょう。
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無関係なんかじゃない
今週のおうし座は、虚実のあわいを自由にこえて縁を結んでいこうとするような星回り。
『一つ家(や)に遊女も寝たり萩と月』(松尾芭蕉)という句のごとし。
同じ「天」と「地」にはさまれつつ、旅するように一時この世に留まっては、多少の縁を結んでは、別れを遂げていく私たち「人」はみな、一つ屋根の下に眠る兄弟姉妹のようなものじゃないか、と作者なりの親愛の情を示そうとしたのではないでしょうか。
あなたもまた、ふとした偶然で接した相手との縁をふとした拍子に手繰りよせていくことになるでしょう。
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ぶつかりあおうぞ
今週のふたご座は、友人や恋人であれ家族であれ、男女間の生きた関係性についての理解を深めていくような星回り。
ユング派の精神分析家であるA・グッゲンビュール=クレイグは『結婚の深層』の「男性性と女性性は調和しない」という大胆なタイトルのついた章の中で、「毒婦」や「無情な淑女」や「男を殺そうとする女」などに関する神話的な像を次々とあげつつ、これらは少しも病的でも非女性的でもなく、女性本来の残忍な攻撃性の現れなのだと述べています。
「結婚というものはそもそも快適でも調和的でもなく、むしろそれは、個人が自分自身及びその伴侶と近づきになり、愛と拒絶をもって相手にぶつかり、こうして、自分自身と、世界、善、悪、そして深さを知ることを学ぶ個性化の場なのである。」
あなたもまた、男と女が接近する現場ではしばしば「愛しあう」こと以上のことが起きていくのだということを、改めて実感していくことになるでしょう。
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新たなものの到来
今週のかに座は、異界とのふれあいがおのずと喚起されていくような星回り。
『ひらひらと月光降りぬ貝割菜』(川端茅舎)という句のごとし。
掲句では、日常使いするようなごくありふれた葉野菜が主題となっているのですが、そこに取り合わせとして添えられた月光を「ひらひらと」という異様な状態副詞で描いてみせることで、まるで地球に初めて降りてきた異星人の目で見るような感覚に陥っていくはず。
あなたもまた、どこか遠いところから身近なところへと新たな可能性の息吹が吹いてくるのを感じていくことができるかも知れません。
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拘束衣を脱いでいく
今週のしし座は、制度の世界から脱して本音の世界に入っていこうとするような星回り。
主に80年代に脚光を浴びた、映画監督で映像プロデューサーの代々木忠は1992年に刊行した『プラトニック・アニマル』の中で、男らしさや女らしさにまつわる固定観念が支配する世間を「制度の世界」と呼び、純粋な本能に基づく「本音の世界」と対比させているのですが、代々木の作品の出演者たちはすべからく後者の世界の住人になるよう促されていくのです。
本音の世界に入るための条件として、代々木は「エゴの崩壊」ということを繰り返し言っているんですが、それは男性と女性という対立と、その対立に基づく異性愛こそ真の性愛の在り方であるという二元論に基づく快楽の追求を否定することに他なりません。
あなたも、大胆に建前を捨て本音の世界に入っていくことができれば、その先で「本当の自分」を再発見していくことができるかも知れません。
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天の一声
今週のおとめ座は、なにかをじっと凝視したり逆にされたりしていくような星回り。
『月光の象番にならぬかといふ』(飯島晴子)という句のごとし。誰に言われたのかも定かではなく、「月光の象番」なるものもまったく得体が知れない。むしろ掲句そのものが日常的でありきたりな解釈の一切を拒んでいるかのような印象さえ受ける。
というより、月夜の見せる夢というのはよくできた占いに似て、すべからく手垢のついた意味という意味から離れてひょいと浮いているものなのではないか。
あなたもまた、おいそれと「わかる」などとは言えない、得体の知れない夢にいつの間にか侵されているかも知れない。
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うちの味づくり
今週のてんびん座は、夢を見るように作業に没頭にしていこうとするような星回り。
回想録『書くことについて』の中で、スティーブン・キングは小説の執筆を「創造的な眠り」にたとえ、自分の書斎での仕事習慣について、毎晩寝るための準備のようなものだと述べています。
たしかにキングが言うように、睡眠も執筆も、物理的にはじっとしていながらも太陽の光の下での合理的で生産的な考えから精神を解放するための営みという点では同じなのかもしれません。
あなたもまた、よりより夢を見ていくためにも自分なりの姿勢や習慣、儀式次第などがふーっと湧いてきやすい時期となっていきそうです。
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おむすびころころ
今週のさそり座は、内なる子供性がむくむくと膨れ上がって止められなくなっていくような星回り。
『ころころと月と芋との別れかな』(高浜虚子)という句のごとし。
どこまでメルヘンチックで、奇妙なまでに人の気配のしない一句です。しかし考えてみれば、日常においても人間の意識やまなざしの及ばない領域というのは案外身近な場所にも転がっているものなのではないでしょうか。
あなたもまた、ころころと穴を求めて転がっていく「芋」になったつもりで隠れ場所や遊び場所を探してみるといいでしょう。
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ただくりかえすボール遊び
今週のいて座は、同じ場所に立って、何かをひたすら繰り返していくことの遊戯性を深めていくような星回り。
以前、寺山修司が同じボール遊びでも、西洋由来のサッカーと日本の毬つきとでは根本的なところから発想が違うのだということを書いていました(『青蛾館』)。
寺山の論調を借りれば、サッカーという遊びは「邪魔な頭蓋骨をできるだけ遠く、自分たちの陣地の外へと蹴り飛ばしてしまおう」という情念がベースになっている「怒りと憎しみから出発した戦争の代替」であるのだと言えるでしょう。
あなたは、たとえたった一人であっても今こそ毬つきのプレイヤーとなっていくことがテーマとなっていくでしょう。
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思いがけない吐露
今週のやぎ座は、胸中をうずまく複雑な思いをそっと棚卸していくような星回り。
『我庭の良夜の薄(すすき)湧く如し』(松本たかし)という句のごとし。
「薄湧く如し」とはその際に覚えた驚きの感情の現れであると同時に、『遠野物語』に収録されたエピソードの締めくくりに語られる「コレデドンドハレ」といった措辞に通じるある種のカタルシスの表現でもあるのではないでしょうか。
あなたもまた、思わず口をついて出た言葉にならない言葉の中に人生の真実が映し出されていくことになりそうです。
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つられて踊る阿呆かな
今週のみずがめ座は、「面白い」という感慨を全身で表現していこうとするような星回り。
竹取物語に「月のおもしろう出でたるを見て」という一節が出てきます。
もともと「面白し」とはパッと開けた正面になにか明るい「白い」ものを見たり、その際の野や山の様子が「面白い」のであって、そこから時代を経るごとに見た人の側の心理の方に主眼が置かれて、その晴れ晴れとした気持ちや、愉快だ、感興がある、ということを意味するようになっていったようです。
あなたもまた、頭で処理したり返したりするような笑いから、腹の底からの笑いへとどれだけ大胆に転換していけるかがテーマになっていくでしょう。
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まだ生きている身として
今週のうお座は、死者と生者の記憶のバトンを渡していこうとするような星回り。
『死なば世に忘らるる身か月の秋』(小山良一)という句のごとし。もしどうしても「忘れられない」ということがあるとすれば、それは生き残っている側の人間としての私たち一人ひとりが、かつてこの世に生きたすぐれた人々の深い遺された心を繰り返し思い出しては、それを忘れられないでいるということがあるだけなのです。
そういう遠く離れたところにいる生者を思いながら、作者は瞳を大きく開けて、やはり遠い遠いところをじっと見詰めていたのかも知れません。
あなたもまた、すでに目の前から去っていった死者の思い出を浮かべつつ、我が身の来し方行く末についても思いを馳せてみるといいでしょう。
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