【レスリング】日下尚が花田虎上氏から大相撲入門熱烈勧誘「23歳まで間に合う。いいおっつけ」

パリオリンピック（五輪）レスリング男子グレコローマン77キロ級金メダルの日下尚（23＝三恵海運）が、大相撲の元横綱若乃花の花田虎上氏から、角界入門への熱烈オファーを受けた。大相撲秋場所8日目（東京・両国国技館）が行われた15日、「ABEMA大相撲LIVE」のゲスト解説に抜てき。メイン解説を務めた花田氏から「23歳までは角界の入門が間に合う。今すぐにでも」と何度も勧められた。

自身は3歳からレスリングを始めたが、香川・高松市の前田小4年時から中学卒業までレスリング強化の目的で相撲道場に通っていた経験がある。パリ五輪前の今年2月には佐渡ケ嶽部屋や錣山部屋で“出稽古”を行い、相撲の動きを再確認してレスリング界の“横綱”となった“相撲的レスラー”だ。

日下は「レスリングは国内の試合会場がガラガラの時もある。大相撲のように毎日いっぱいになるのがビックリ。うらやましいですね」。同氏らと組み合って実演解説する中で、下から上に押す力も評価され、「（レスリングは）押し出すと1点もらえるんですけれど、そこにフォーカスしているのは僕くらいです。大相撲の無差別は素晴らしく、厳しい世界だと思います。僕は出し投げが得意でした」と笑った。

「僕は左四つです」とレスリングの形を明かし、「普通が押すだけなんですけれど、右のおっつけが外国人には効くので」と実演した。同氏も「素晴らしいチャレンジ。いいおっつけです」と角界への“推し”も強まっていた。