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【レスリング】パリ金の日下尚が日体大同級生・大の里に「学生のころから雲の上。成績優秀者」

2024年09月15日 19:50  日刊スポーツ

日刊スポーツ

パリ五輪グレコローマン77キロ級で金メダルの日下尚(2024年8月撮影)

パリオリンピック(五輪)レスリング男子グレコローマン77キロ級金メダルの日下尚(23=三恵海運)が15日、大相撲秋場所8日目が行われた東京・両国国技館で「ABEMA大相撲LIVE」にゲスト解説を務めた。


日体大出身で、西関脇大の里(23=二所ノ関)とは大学の同学年だ。3歳からレスリングを始めたが、香川・高松市の前田小4年時から中学卒業までレスリング強化の目的で相撲道場に通っていた。パリ五輪前の今年2月には佐渡ケ嶽部屋や錣山部屋で“出稽古”を行った経験もあるなど、相撲をレスリングに生かして金メダルにつなげたほどの“相撲的レスラー”だ。


大の里が御嶽海を押し出して無傷の8連勝で中日勝ち越しを決めた一番に「大の里の形ではないけれど、勝ちきれたのがすごいと思う」。あまりの専門性に、解説で元横綱若乃花の花田虎上氏も驚かせた。


今後の大関、横綱昇進への期待も言葉にしたが、「自分の相撲が取れない時に勝ちにするのが大事になってくる」など、この日のような相撲の継続をポイントに挙げ、願った。


大学時代の話を問われると「大の里は学生のころから雲の上で活躍していた選手。大学に(活躍した)垂れ幕もありましたし、卒業式の時に成績優秀者が表彰されるんですけれど、表彰された。自分はもらえていなくて…」と明かした。


自身が選ぶ「今日の一番」にも大の里の取組を挙げた。「一番応援している力士。同級生なので頑張ってほしい」とエールを送った。